第28話 『追跡』


 やましんは、親戚の家らしきにおりました。


 男の子と女の子の、遊び相手をしていました。


 やがて、親戚一家は、お買い物で出かけて、やましんだけが、留守番になりました。


 ふと気がつくと、和室用の低いテーブルの下に、小さな子供がいて、やましんのくまさんが、欲しいというのです。


 くまさんはだめです。


 すると、なぜだか、やましんは、追いかけられる身になったようなのです。


 その子供は、どんどんと、追いかけてきます。


 なにか、武器らしきを、持っていて、叩き潰されそうです。


 怖い怖い。


 ぼくは、ものすごい速度で逃げました。


 しかし、子供も、まるで負けません。


 ぼくは、さらにスピードをあげて、まるで飛行機くらいの速度で逃げるのですが、子供は、ものすごい形相になって、まるで、ライオンさんのような姿で、追いすがってくるのでした。


 ぼくは、思いました。たしか、近頃見た映画では、主人公を追い詰める悪人が、その主人公の策略で、線路に入り込んでしまい、ついに、電車にはねられるのだ。


 そこで、やましんは、そこにある、線路に入ります。電車の直前に。


 たしかに、子供は電車にぶつかるのですが、ばらばらになっても、すぐに復元して追いかけてきます。


 それを、何回も何回も、はてしなく、繰り返しました。


 終わらないのです。


 ついには、最初のシーンからやり直しになり、なにやら解説が付いてきたのです。やってること自体が映画になっているようでした。


 やましんは、もう、ただ、ひたすら逃げました。


 しかし、どうしても、ふりきれないのです。


 どこまでも、どこまでも。



 ようやく目覚めて、例のようにお手洗いにいたしました。


 しかし、疲れきって、布団に戻りまして、また、うつうつしました。


 すると、こんどは、お布団の回りに、怪しい人が、はっきりはしないのですが、歩き回りはじめて、なにやら、うらめしそうに言うのです。


 枕元のラジオが、聴こえていました。


 また、もう、日が昇っている外の明かりも見えたのです。


 目が覚めたり、また、怪しい人がうろついたりを、またまた繰り返したので、ありました。



  😱😱😱😱😱😱😱😱



 後半は、たまに、あることで、半分寝て、あと半分は起きていて、外部を認識している状態です。ラジオは本物に近いのですが、寝ているところは、一部は違っているようにも思います。


 金縛りなども、たぶん、こうしたことだと言われます。


 しかし、夢を見ている本人は、じっつに怖かったです。


 『映画では』という、その映画がなんだったのか?


 夢の中では、確かにそれは事実だと思いましたが、後から考えたら解りません。


 その子供が誰なのかも判りません。


 今夜は、かなり、寝にくいです😃


 悪夢ですね。


  ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


 

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