第27話 『逃走❗』


 仕事を例により深夜終了。


 最終電車で帰る。


 しかし、そこからの私鉄もバスも、も、ない。しかたない、歩くか。


 自宅に帰ったら出勤時間になるぞ。タクシーは、高すぎだ。


 駅前は真っ暗だが、古そうなコンビニが一件開いていた。しかし、もう、お弁当はあと二つしかない。


 一個買ったら、店じまいが始まった。


 それから、早足で歩く。


 中心街から外れると、明かりも少なくなり、不気味に沈む。


 道路も、舗装されていない部分が目立ち始める。


 さはに、草ぼうぼうになってくる。


 あらら!


 曲がる道を間違えたな。


 すると、やっかいなことになる。


 引き返そう。


 いつのまにか、自転車に乗っている。が、道路状態があやしくなる。でかい毒蛇が出没する。さらに、小型の毒虫が大量に現れる。


 ひとは、結構いるのだが。


 あたりまえみたいに、通行している。


 どくへびに咬まれて死亡、は、イメージよくないな。


 スピードをあげる。ぶっとばす。


 カーブが危ないぞ。


 きききききさきききぃ〰️〰️


 ぶつかるう〰️〰️〰️〰️わあ〰️〰️〰️〰️。


 スピードは、さらに速くなる。新幹線並みだ。


 前方の建物に突っ込む。


 あら、通過する。


 どうなってるんだ。


 おいらのまえに、敵はない。


 へびや虫は大量にでるが、構わず、突っ走る。


  しかし、思ったのだ。


  ぼくの自宅は、こっちじゃないぞ。


 これじゃ、帰れないよ😅


 どうするんだよ。



🙉🙊🙈🙊🙉🙉🙊🙈🙊🙉🙉🙊🙇🙆🙈👰🙊 うつ 🙆🎵 うつうつ 🙇🙆🙈🙉🙋👦🙉🙇🙋



 さて、これは、要するに抵抗です。権力者に対する、精一杯の抵抗です。ギリギリの。しかし、負けた。負けました。



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