第15話 『妖怪屋敷』


 どういういきさつか分からないが、ぼくと両親、それに、おばとめい(いとこ?)は、どこかの自宅にいた。(なんだ、それは?)


 夕食時間になり、父が体調が悪いと言い出して、先に自宅に帰った。



 ぼくは、どこかに電話を掛けていたが、(うっかり?)03を押すと、昔の友人のとしおくんの家につながってしまう。09を押すと復帰する。


 それはおかしいと、相手と話し合いをする。(なんのことやら、よく分からない。)


 食事をし始めると、なんだか、様子が変な母がふらふらと出掛けてしまう。


 食事の内容を見ると、おばさんとめいは、豪華なのに、ぼくは、ちょっとしかない。


 『差別だね。』


 と、おばが言う。


 すると、母が帰ってくるが、ますます様子が妖しい。


 『人が20人くらいいる、店に行ってきた。死んだ人もいた。今日からは、あそこを、家にする。』


 とか言うので、みな、びっくりしてしまう。


 『お母さんの家はここなんだから、そこには、行かないでください。』

 

 しかし、母には、明らかに妖気が漂っているのだあ❗


 が、ま、寝ようと言う話になったが、家の中の筈なのに、まわりが丸見えである。


 建設中らしい高速道路の端っこがのし掛かってくる。


 しかも、それは、宇宙船や、ロケットみたいに姿を変えながら迫ってくる。


 と、部屋の周囲は、巨大ビルの山になり、しかも部屋は電車みたいに線路の上にある。(新宿あたりのイメージみたい。)


 部屋は走りだした。


 明らかにおかしい。


 異世界である。


 すると、後ろから、ダークグレーの電車が高速で追いかけてくる。(むかしの国電みたい。)


 『ぶつかる❗』


 と、言ったが、右側をすり抜けてゆくのだ。


 次には、自動車が次々に線路に入り、すごいスピードで追い上げてくるが、みな、ギリギリを走り抜けて行く。


 やがて、すごい高速の馬車がやってきて、追い抜いた後に、解体しながら車庫に収まって行く。


 『おかしいだろ、これはあ!』


 と言ってるうちに、部屋自体が解体しながら、3人は先に行ってしまい、ぼくは取り残されてしまうが、さらに、追いかける。


 明らかに、この世のものではないもの達が現れて、行く手を遮るが、秘策の御守りを出して対抗して、母達のところに連れてゆくように要求する。


 妖怪達は、直ぐ側にきて、ぼくを襲おうとするが、御守りには敵わないらしい。


 『あのひとは、さっき、店に来た。我々の仲間になる。』


 『だめだ、連れてゆきなさい。母たちを、返してほしい。』


 と、要求すると、ますます妖しい場所に連れてゆかれた。


 すると、次々に新手の大物が現れて邪魔をするが、御守りを突きつけると、言うことを、きくのである。


 ついに、鯨さんか鯰さんの化け物みたいなのが、大口を開けて、ふたくじらか、ふたなまずか、あらわれるが、なんとかてなづける。


 すると、ビルの2階に、大きなガラスに阻まれたステージみたいな場所が現れて、3人が立っている。


 『あの人たちを、返してほしい。連れてきてください。』


 と、要求する。


 『わかった。』


 と、言って、その妖怪が去って行く。


 待っている間に、かなりホコリまみれのスーツか何かを着た、ふたりの妖怪が現れる。


 『あなたがた、気品がありますね、名高い方ですか?』


 と、持ち上げる。


 『名高くはない。まるまるのまるまるの、まるまるまるだ。』


 と、言うがよく分からない。


 『是非、ぼくの、味方になってください。』


 と、懐柔しようとした。



  😲😨😱😫😭😢



 さて、まあ、お口がからからになり、御手洗いに行きたくて、目が覚めたが、なかなか、強烈な、ホラーな夢である。


 父が先に亡くなり、母が暫くして後を追ったことの、意味なのかもしれない。


 父が亡くなった後、母はかなり危ない人になったので、それに対応するのに、ぼくは、長く命を削るようなことなり、心身を壊して、母が亡くなった後、仕事は辞めてしまった。その後遺症みたいなものか。


 鉄道が出てくるのはよくあることだが、一種のPTSDみたいなものかもしれない。


 かなり、まさしく、妖気が漂うようなオカルトな夢であり、心身に良くないし、記録すべきではないものかもしれないが、なんだか、傑作でもある。


 明け方まで、苦しく、うめいていたので、そのせいでもあるかもしれない。


 まるまるのまるまる、は、夜中に読んでいた、古事記などに出てくる古代の人の名前から出てきたかもしれない。



   😱😱😱😱😱キャー!

 


 

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