第14話 『夢は重なる』

 重層的に重なった夢である。



第1の夢


 休みの日に出勤して仕事をしていた。


 お手洗いに行った。


 なんでそうなるのかわからないが、便器がつまってしまって、溢れだし、洪水になった。


 そこに、これまたなぜだか、分からないが、『水銀』が溢れだして混ざってしまう。収拾するのが大変だった。


 という夢を見ている夢をみた。



第2の夢


 仕事場から帰ると、母は入院中。父が台所にいたが、頭を抱えて倒れ込んでいる。


 『どしたの?』


 『頭痛い。』


 『病院行こう。』


 『今は行かない。明日にしよう。』


 『寝なさい寝なさい。具合悪かったらすぐ、病院行こう。』


 父は、寝てしまう。


 あとには、調理していない鯛が、二匹ある。


 洗っていると、テーブルの下まで跳び跳ねてしまう。


 拾いに行くと、なんと、ごきまみれになっている。


 良く見れば、あたりは、ごき軍団のやまになっている。


 すわ。これは、殺虫剤!


 と、取りにはしるが、中身が少ない。


 取りあえず、廊下に散布するが、もうなくなりそう。廊下のごき軍団は、散り散りになるが、台所内は占領されている。

 

 あたりは、煙もうもう。


 あ、鯛が、あっちに、まだ落ちている。


 煙の中をくぐり、拾いあげ、洗う。


 さらに、身体にごき軍団がはいあがるので、新しい殺虫剤を階段に探すが、なぜか、管が、フニャフニャである。使えない。


 悶えながら目を覚ますと、お布団をしきりに握りしめていたのである。



第3の夢


 そのまま、布団で寝ていたら、またまた布団で寝ている夢を見た。


 同じ状態で、区別がつかない。


 しかも、夢の中で、また、休日出勤している。


 仕事して、帰ろうとしたが、そこに課長が来た。


 一旦車を動かしかけたが、伝えることがあると、引き返したが、これが良くなかった。


 体調が急変し、しゃべることがうまく出来ず、さらに、身体が動かない。


 車の中でダウン。


 しかし、父は体調が悪いままだから、帰らなくてはならない。


 しかし、動けない。


 課長も、『困ったな。用事があるんだなあ。』と、いいつつも、ほっておけないし、うろうろしている。


 なぜだか、環境整備のおばちゃんが来て周囲を清掃している。


 まて、これは、夢ではないか?


 ならば、起きれば、解決するかもしれない。


 起きるためには、お手洗いだ。


 すると、課長が、『トイレがおかしなことになっていて、水銀が混ざってるし、直るのには5年はかかるんだ。本社に絞られた。』と、ぼやいている。


 そ、れ.は、ぼ、ぼ。ぼ、く、の、せ.い、れ、す。から………


 とか、いいながら、車から転がりでようとするが、なかなか、出ることも出来ず、お手洗いにも行けない。


 一回、ちらと目が覚めたのだが、すぐに、また、車の中だ。


 やはり、一回、目が覚めたんだから、これは、きっと夢に違いない。


 と、起きようと頑張るが、なかなか、うまくゆかないのだ‼️


 やや、現実か。


 あっちが、夢か✨


 それは、😖! まずい。



 何回かの、果てしのない努力のような感じの末、やっと起き上がると、くまさんが見つめている。


 やれやれ、と、トイレに向かうが、どうも、まだ、夢と混じっている。


 こら、両親は、とくに、亡くなっているだろ。仕事なんかもう、10年も行ってないぞ。それ考えたら、夢に決まってるだろう!


 トイレで、ぼやっと、そうは思うが、また、一瞬寝てしまうのだ☺️



  😷😳😤😪😝😜😲


 

 もう、ややこしくて、ワケわかりません。


 仕事で、水銀を扱ったことはありません。

 これは、たぶん、体温計に絡んでいます。最近、デジタル体温計がおかしくて、いつも、35.3℃、とかになる。水銀計は割れてしまい、近所の薬局では、もう、売っていないと言われました(若いかたは知らないかも。)。


 これは、やっぱり予知夢か?


 最後が近いのだろうか✨


        

 

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