第13話 『ぎたぎた』

  

 仕事のあと、最近、軽い体操を始めた。


 まあ、運動神経最悪のどしろとがやるんだから、大したことが出きるわけがない。


 3回目あたりで、すでに、いやになっていた。


 そこに、トランシーバーで、呼び出しが来た。(電話でなくて!)


 よくわからないが、自宅で急用だとか。


 そこで、やれやれ、助かった❗


 と、みなさんに『急用ができたんで、帰ります❗』


 と、ご挨拶して、平服に着替えようとしたら、なんと、服がない。


 しかも、似たようなセーターばかりだし、靴も分からない。


 どうにもならない。


 しかたないから、ちょっと寒いけど、カッターシャツにスーツを纏って、トレパンにゴム草履で、あとは、明日にしようと、2階からかけ降りた。(おかしな格好だ。)


 ところが、そとに出ると、あたりいっぱい、植木市をしている。


 あわてていたから、なにやら、五葉の松みたいな盆栽をひっくりかえした。


 ばっちり、割れている。


 『あわわ、わわわわあ。』


 頭が、松みたいなおじさんがやって来た。


 『あの。買い取ります。』


 『まいど。』


 『おいくら。』


 『十万円ですね。』


 『ひえ 😱 あの、現金ない。銀行、行かなくては。』


 しかし、しげしげとみると、このおじさんは、みたことがある。


 たしか、以前、四国に行ったときにも、盆栽展で会ったおじさんだ。(そういう、事実はない。)


 なんとかして、安くしてもらわなくては。


 『あの。先日お目にかかりましたよね。あの、ほら、ね?』


 『はあ、そういえば、四国で会いましたな。』


 『はいはい。そうなんです。じつはあ………』



 で、はたして、どうなったのかは、分からない。



    🎄🎄🎄🎄🎄


 

 これは、なんらかの、恐ろしい、予知夢であるか?


 あるいは、運動不足を気にしているのか?


 たんなる、ノスタルジーであろうか?(母が植木が好きで、むかし、たまに四国に渡ると、植木やさんに寄りたがった。盆栽の名産地がある。)


 トランシーバーが、なぜ出てくるのか?

  

 物価上昇や、社会情勢に関係するのかあ?


 はっきりしない。


 わりに、悪い感じは、しない夢でした。


 足元に注意⚠️



    💤🎄💤

 


 


 


  


 


 

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