第5話 『空間頻繁錯綜』
とある、どこかの小さな町の事務所に飛ばされて初日、たまに、お客さまはあるが、基本的に来客は少ない。
設計書を書いていたら昼休みになった。
たしか、向こうにお店があったから、ぱんでも買ってこようと、更衣室に入ったら、暗い中で、女性事務員さんが、バレーの練習をしていた。
『失礼しました。』
と、言ったら、
『こんどの公演の練習。』
とのこと。
すると、事務所内が真っ暗になったのに気がついた。節電か?
スイッチ入れても反応しない。
外にでると、昼なのに、夕暮れ時のように暗い。
建物の裏側で流星5号を探すが、なんと、いない。
表に戻ると、そこらじゅうが水浸しで洪水になっている。
パンどころではないぞ。
事務所に帰ろうとしたら、ない!
あったはずの場所には、なにやらおかしな石碑がある。遺跡みたいだ。
『なんとお!』
でも、そのあたりには、結構なかったはずの民家がある。
その1つからでてきた、ヨーロッパ人風の奥さまに尋ねる。
『ここにあった事務所は?』
『さあ。こちらに来てあまり経たないし。』
すると、息子らしきが言うのである。
『ああ、ここらあたりでは、よくある話しです。そういうのは、あちらのおばさんに相談。』
と、割りに大きなお家に案内された。
すると、その奥さまがでてきて、『もう一度行きなさい。』という。
行ってみると、たしかに、また事務所が帰ってきていた。
しかし、閉まっている。
叩くと、中から一人の先輩が出てきて言う。
『今日は休みだ。創立記念日。また、明日来なさい。』
『て、さっきまで、仕事してたじゃないですかあ。』
『休みは休みだ。』
『車がなくなってるんですよ。どうやって帰れと?』
『さあ?』
中にいれてもらえない。
『このあたりは、よく、時空が入れ替わるのでし。』
と、さっきの息子らしき人が言う。
振り返ると、もう、事務所がない。
わけわからない。
向こうの路地を、なにやら、たくさんの、不思議な儀式用みたいな服装の人たちが列をなして現れて、やがて、回りを囲まれてしまった。
ごたごたしていると、ひとりの、耳にでかいピアスをした、あーさんが現れた。
『あなたが、偉い人ですか?』
『りーだーです。』
『どうなっているのか。わけわかりません。』
『いま、ここは、我々のすむ場所で、あなたは、この異次元に紛れ込んでしまいました。』
そこには、恐ろしく広い、広間のような場所が拡がるのだあ。
『ああ、神よ、お助けを❗』
と、お守りに叫んだが、反応、無しである。
⚽⚽⚽⚽⚽⚽
これは、なんでしょう。
流星5号は、しょっちゅう夢の中ではいなくなります。
また、洪水もよくあります。
職場の中で無視されるのは、あたりまえにあります。(もう、辞めて10年だけど。)
さて、手術により、常時尿もれしているのが、洪水の原因かもしれません。
無為無職で、居場所が無くなっていることが、やはり反映しているかもしれません。
仏壇や神棚も手入れしないから、助けが入るわけも無し。
まさに、ひたすら、孤立化している夢である!💡
😌🌃💤ユメヨ,ユメ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます