第5話 黒川研究員
宗次郎も、健太郎も、明人に対しては、一線を画してきた。
だから、宗次郎は明人の会社に出資の交渉に行った兄のことを知らない。
明人も、そのことを知らないどころか、宗次郎の実兄であるということも知らない。
珍しい苗字であれば、いざ知らず、
「宮本」
という苗字は、結構一般的で、苗字だけで、
「兄弟だ」
などということが分かるはずもない、
しかも、県時事とは、初対面だったのだ。
健太郎の話は、
「研究所を作りたいので、出資をお願いしたい」
ということだった。
もちろん、いくつかの会社に話は持ち掛けてはいるが、他の会社には、漠然としてしか話していない。
現職の県知事が、まだ県として正式な決定事項がなされたわけでもなかった計画を、おおっぴらにはできないという事情もあったのだ、
世間話程度のことで済ませていた、訪問理由も、
「現地調査の表敬訪問:
という程度だったのだ。
そこでの世間話の一つということで、きっと、ほとんどの社長が、
「まるで夢物語だ」
ということで、話を聞いてくれるわけでもないだろう。
それを考えると、
「まだまだ、計画もこれからで、何をどうしていいのか、暗中模索というところなんだろうな?」
と、健太郎は、考えていた。
少し、なたんではいたが、悲観しているわけではない、
「先は見えているが、紆余曲折の時期に差し掛かっている」
ということが分かってきたということであろうか?
「まだまだ、先は長く、右往左往している時期なんだな」
と考えさせられていた。
「三歩進んで二歩下がる」
という歌謡曲が、半世紀前くらいに流行ったというが、まさにその通りなのだろう。
健太郎は、最近昔の歌謡曲をよく聴くようになった。やはり、
「何か教訓を得たい」
という、藁をもすがる気持ちなのかも知れない。
それでも、何とかなるもので、研究所は出来上がった。
もちろん、誰かにしわ寄せが行って、夜も眠れないほどに忙しく立ち回った人がいるということは間違いではない。それだけに、簡単に、
「出来上がった」
などというのは、本当はいけないことなのだろうが、それでも、結果として、チームの結束がよかったのも間違いではなく、そういう意味で、
「いいチームが出来上がった」
といってもいいだろう。
チームといっても、開発や運用が始まると、別々のチームになるわけだが、そもそも、そちらの方が専門なわけで、きっと、
「開発チームでも、十分な力が発揮できる連中だ」
ということを、所長の宗次郎は分かっていた。
そうなると、開発は研究員に任せて、自分は運営をしっかりしていればいいのだろうが、そもそもの開発者としての血が騒ぐというか、じっとしてはいられない。
「まるで、野球のプレイングマネージャーのようではないか」
と感じるのだった。
いわゆる、
「選手兼監督」
というものだが、普通であれば、なかなか難しい。
監督を引き受けると、基本仕事は監督になり、選手としては、代打の1打席くらいしかないものだが、数年間も、
「キャッチャーで四番を務めた」
という監督がいた。
彼のバイタリティのたまものなのだろうが、それ以上に、彼が監督を引き受ける際に、
「自分が指定したヘッドコーチでなければ、監督就任の打診は引き受けられない」
ということであった。
フロント側も、まだまだ彼の選手としての実力は評価し、さらには、監督としての手腕にも期待していた、-。どっちも叶えるには、彼の要望を聴くしかなかった。
そのヘッドコーチには、たぶん、最初から根回しをしておいたのだろう。すぐに決まったようだった。
そうやって、
「選手兼監督」
としての、
「二足の草鞋」
とうまく使える土台を整えたのだった。
宗次郎もそうだった、
所長という立場にありながら、参謀というか、秘書というか、軍師とでもいえばいいのか、それに値する人はいた。
その人は、会社から与えられたものではなく、自分で見つけてきて、自分から会社に売り込んだのだ。
「自分でやりやすいようにするためには、何だってやる」
というくらいのバイタリティを持った宗次郎は、次第に、研究に没頭していくのだった。
その代わり、所長の補佐役の人間と、健太郎は綿密な中になった。
宗次郎が自分の研究に熱心になっている間、経営のほとんどを任された彼だけではおのずと限界がある。それを見かねた健太郎が、経営のノウハウなどを補佐役に教えて何とか、宗次郎が研究に没頭できるようになった。
実は、健太郎としても、その方がよかった。
宗次郎の研究者としての実力は、話をしていてすぐに分かった。
「宗次郎という男は、考え方が、他の人とは一線を画している」
と感じていた。
「俺の研究は、他の人には分かるものではないからな」
と、少し自信過剰なところがあったが、
「あいつは、自惚れれば自惚れるほど、実力を発揮する珍しい男だ。しかし、研究者たるもの、あいつほどの気概がなければできないだろう、そういう意味で、あいつに気持ちよく研究をしてもらいたいという気持ちが一番なんだ」
と考えていた。
「研究というのは、始めたら、他のことを一切遮断するくらいでないと、できるものもできない」
と、宗次郎が飲みながら話していた。
その意見には健太郎も賛成で、
「宗次郎を、研究で実力を発揮させるためであれば、俺は、協力を惜しまない」
とばかりに、健太郎は思っていた。
それだけ宗次郎の力を予見していて、それだけに、宗次郎のことがウワサニんあるのを恐れていた。
「あいつが評判にでもなって、他に買収されたりしなければいいが」
と健太郎は思った。
評判になるくらいならいいが、他に取られたり、
「取れないのであれば、潰してしまおう」
などということを考える悪しき組織があれば、それこそ一大事である。
怪しい組織であれば、それくらいありえなくもない。
取れなければ放っておくというような、程度の組織であれば、組織としてはたいしたことはないだろう。
そうは思ってみても、実際には、
「何かが起こってみないと分からない」
というのが実情で、そんな起こるかどうか分からないことにだけ、木を病んでいてもしょうがない。
かといって、放っておくわけにもいかない、
いかに、状態をキープしつつ、先に進んでいけるかということを目指していけるかということが問題なのだろう。
そんな研究所において、宗次郎は、他の連中とは違った研究をしていた。
宗次郎には、
「所長としての補佐役」
という人物もいれば、
「研究員としての補佐役」
もいる。
どちらも大切な相手なのだが、健太郎は、経営に関しての補佐役の人間は知っていても、研究における補佐役を知らない。ましてや、そんな立場の人間がいるということを想像もできなかったのだ。
逆に他の研究員であれば分かっている。
チームで研究することが多いので、自然とそういう形は出来上がってくるのだ。それを分かっているから、研究員には分かるのであって、どうしても政治家としては、似たような組織で動く集団ではあるが、明らかに違う健太郎には、分かりそうで分からない、
それを、
「ニアミス」
とでもいうのではないだろうか?
しかし、逆に宗次郎も、健太郎の胸の内はよく分からない。
「兄貴ほど、自分の気持ちを押し隠すことがうまい人はいない」
と、実は子供の頃から思っていた。そして、
「だから、政治家に向いているのかも知れないな」
と感じたのである。
もちろん、今もその気持ちに変わりはなく、
「いや、むしろ、強くなっている」
と思うほどだった。
健太郎は、あまり人に頼ることがなかった。兄という立場も手伝ってか、人に頼られることはあっても、自分から頼ることはない。それは、子供の頃からのことで、それを分かっている父親だからこそ、
「こいつは、政治家になるために、生まれてきたようなものだ」
といっていたのだ。
その言葉を聞いて、露骨に嫌な顔をしたのが、母だったのかも知れない。それを後から思ったのだが、そう感じることで、
「そっか、離婚の理由はこのあたりだったのかも知れないな」
と感じたのであった。
思春期の、子供時代で一番変わる頃を見ていないので何とも言えないが、
「お互いに、ブレないところは、昔から変わっていないな」
と、兄は弟を見て、弟は兄を見て、そう感じるのだった。
「政治家と、研究者。しかも、県知事と博士。それぞれ立場は違うが、ある意味頂点に昇りつめてはいるが、まだまだこれから、先は長い。伸びしろもまだまだある」
と思っているのは、そのあたりに理由があるのだろう。
お互いに別々の道を歩みながら、一つの目的で惹きあっているというのが、
「やはり、血は争えないな」
ということになるのだろう。
そんな研究員の補佐役の名前は、黒川研究員というのだが、彼は、実に黙々と研究に没頭している。
もちろん、二人で研究をする時や、グループで研究をする時は、決して出しゃばることはなく、むしろ、端の方にいて目立たないタイプだった。
「俺は、目立てるところでしか、実力を発揮できないので、まわりがいるのであれば、目立たないようにするしかない」
といっていた。
それを聞いた宗次郎は、
「やはり」
とばかりにほくそえんだのだ。
「やつは思ったとおりの人間で、孤立させて放っておけば、こっちが想像しているよりも、立派な仕事をするんだろうな」
と感じた。
だから、自分の補佐役に抜擢し、その実、自分だけで研究するように仕向けたのだ。
もちろん、補佐役なので、宗次郎が保佐を必要とする時は、彼に保佐をお願いする。彼は従順にその役をこなし、問題なく宗次郎の期待した研究ができるのだ。
そういう意味で、
「黒川研究員ほど、頼れる人材はいない」
と、宗次郎に言わせたほどの人物だった。
宗次郎という男から見込まれた黒川研究員であるが、自分では、宗次郎が思っているほどの自信を持っているわけではなかった。
ただ、
「僕は僕の研究をしたいだけなんだ。研究をしていれば、それだけで楽しい。誰かのためとかそんな意思はまったくない。所長とも、仕事だから、一緒に組んでいるだけだ」
と、まで思っていたのだ。
研究というものが、そんなにも楽しいものかと、あの宗次郎が感じるほどに、黒川研究員の感覚はすごかった。正直、感覚というものが、存在しないのかも知れないと思うほどである。
そんな彼が、最近研究している細菌は、今誰もが取り組んでいるものではなかった。
というのも、実にごく最近注目され始めたところで、これについて、
「研究課題だ」
というところまで行っている研究所はなかった。
しかし、研究所に所属しながら、ほぼ自由に研究のできる立場にいる黒川なので、この研究には、没頭できた。
「おそらく、世界で彼ほど最初にこの研究に着手した人はいないだろう」
といっても過言ではなかった。
それは、黒川にも分かっていることで、だからこそ、彼にとっての、研究者魂に、火がついたといってもよかった。
だからこそ、宗次郎は、彼のことをしばらく放っておくことにした。
「何か少し見えてくれば、きっとリアクションを示すに違いない」
ということは分かっていたのだ。
宗次郎も、研究員としての駆け出しのころは、そんな感じだった。上司に恵まれていたというわけではなかったので、しばしば、
「あいつは異端児だ」
などと言われていたことも知っていた。
ただそれは、教授に言われていたことであり、同じ研究員の中から言われることはなかった。
研究員の下っ端というのは、経験もなければ、考え方もしっかりしてない。それだけに、世間一般のことが正しいと思われがちだったのだ。
宗次郎も、似たようなところがあったが、中心人物として君臨するようになる分だけ、変わっていたということなのだろう。
それを思うと、宗次郎は、自分が先輩から嫌われていたのは分かっていた。
それでも、人をまとめることには長けていたのか、いつの間にか、宗次郎という人間のまわりには、彼を慕うという人間が増えてきたことに、ビックリさせられたのだった。
そんな宗次郎と、今の黒川研究員は、
「似ているところは似ているが、結界のようなものがあるためい、どうしても、それ以上近づくことができないものがあった。だから、二人は似ているようで似ていないし、似ていないように見えて、実は似たりしているのではないか?」
と言われているのだと、後になって、宗次郎は感じていたのだ。
そんな時代も、すでに、ふた昔前のことだ。
大学院時代の宗次郎がまさにそれで、黒川研究員が大学院出身ではないというだけで、それ以外は結構似ていたに違いない。
宗次郎は、大学院卒であるが、
「俺、大学院に行ったメリットは何かあったのかな?」
と感じた。
博士号はそれまでに取得していたし、その肩書があればこその大学院だったのだ。
黒川は、もちろん、まだ博士号はもっていない。そういう意味でも、
「一番下っ端の肩書なしの若手研究員」
というだけではないだろうか?
宗次郎が眼を掛けていることで、彼の立場は大学内でゆるぎないものとなっていたが、研究員の中には、猫も杓子もいる。よく分かっていない人も中にはいることだった。
それだけ、この伝染病研究所の組織はでかい。これくらいでかくなければ、いざとなった時、伝染病研究にとって代わるのは難しいと思っているだろう。
黒川研究員というのは、今まで出てきた登場人物が、皆それぞれサラブレッドの家系だったのとは違い、まったくの貧乏な家庭からの進学であった。
成績は優秀だったことで、特待生として、授業料の免除があり、研究にも没頭できている。
それを彼は、
「すべて自分の実力であり、まわりがそれを認めたんだ」
といって、その実力のすべてが、まるで、
「神から与えられたもの」
という風に感じた。
宗次郎が、裕福な家庭に育っていることは分かっている。しかし、その内情までは分からず、家庭内で肩身の狭い思いをしているところまでは、理解できていないだろう。
それだけ、この研究所が貧富の差が激しいところだといってもいいだろう。
黒川研究員は、だからといって、反骨精神が強いというわけではない。
確かに、従順なだけでは生きてこられなかったところはあるが、あくまでも、
「自分が好きなこと、やりたいことに全力を注ぐ」
というタイプだったのだ。
「俺にとって、研究は、睡眠よりも三度の飯よりの好きなことだからな、そのことを、俺は貧困の中から気づいたのさ。足掻いたって貧困から逃れられるわけはない。だとすると、馴染むしかないではないか?」
と感じたのだった。
それは、言い方は悪いが、
「逃げの心境」
だったのかも知れない。
逃げの途中で、自分を集中させることができるものに出会う。その気持ちが強く、逃げることを、悪いことだとは思わなくなった。
むしろ逃げている間に、集中できるものを見つけられるということで、わざと、自分の身を危険なところに置いたこともあったくらいだった。
そんな黒川研究員は、自分の直属の上司となるのが、まさか所長だとは思ってもいなかったので、最初は、
「これじゃあ、逃げるということができるんだろうか?」
と、自分の力が発揮できる場所を閉ざされた気がした。
しかし、逃げることはできないが、あまりにも、広いところに、置き去りにされたことで、
「何が起こっても、逃げ場はない」
という、今まで知らなかった場所に置かれてしまった。
だが、そのおかげで、
「逃げようとしなくても、研究に没頭できて、逃げているのと同じ効果を得ることができる」
と感じた。
黒川研究員にとって、広い場所、そして、逃げ場というものが同じだと思えてくると、
「自由というのは、ひょっとすると、恐ろしいものになってくるのではないか?」
と感じた。
「資本主義の原点が、自由競争だ」
ということから、この自由と、逃げ場を考えた時の自由とが、同じなのか、まったく違うものなのかということを考えてしまう黒川だったのだ。
「資本主義、民主主義、これこそ正義のように言われているが、その根拠はどこからなんだろうな?」
と、今まで研究以外のことで頭を使った記憶はないだけに、どこか不思議な感覚になったのだった。
黒川研究員は、自分が貧しかったことで、リアルに、自分のまわりで、死を迎えた人が多かったのを知っていた。
子供の頃には、
「ほとんど、貧乏だからといって死にことはない時代になった」
と言われていたが、黒川少年の身近では、そんなことはなかった。
病院にもいけなくなった人が多かった。
実は、これには訳があって、その頃に急に医療費の自己負担が増えたのだ。
以前であれば、家族一割負担が、三割負担になったりしたこともあり、なかなか病院にも行けなくなった。
確かに、まだ、市販の薬を薬局で買うよりも安かったが、もう、そんな時代ではなくなったのだ。
今から思えば、
「病院の待合室が、老人の茶話会のようになっていた」
などという時代があったことが、今ではウソのようではないか。
漫才などで聞いたことがあったのが、それぞれ、患者の老人になって、待合室のシーンである。
一人が、
「爺さん、最近見かけんかったが、どうしたんじゃい」
というと、言われた爺さん役が、
「ああ、体調崩しておってな。それでこれんじゃったんだよ」
というものであった。
要するに、
「病院というところは、体調が悪いから来るところだ」
というのを、皮肉っているのである。
それだけ、病院の待合室というと、まるで、老人の、
「生存確認」
のようなもので、毎日来ている老人が、たまたまその日、来ていなければ、
「家で孤独死しているのではないか?」
という心配もあった。
もっとも、その頃は、家族が老人の面倒をちゃんと見ていたので、孤独死などという言葉すら、なかったのではないだろうか?
今の時代は、結婚しない人が増えたので、当然、子供がいるわけではない。そうなると、面倒を見てくれる人もいないし、さらに、老人ホームに入ろうにも、お金がないと来ている。
昔であれば、
「おじいちゃんを老人ホームに入れるなんて、可愛そう」
と、まるで、老人ホームが姥捨て山のようなイメージであったが、今はそんなことはない。
ホームに入りたいと思っているが、お金がないという人も多いことだろう。
「時代は変わったんだよな」
ということであり、黒川が育った時代は、ちょうど、そんな時代の転換期だったのかも知れない。
ただ、時代の転換期というのは、ビフォーアウターで、その前後をどこでどのように切り取るかを考えるかであって、ある意味どこで切ったとしても、同じなのかも知れない。
「まるで、そう考えると、時代の流れなんて、金太郎飴のようなものではないか?」
といってもいいだろう。
「どこを切っても金太郎。金太郎飴」
というのが、昔存在したが、それすら知らない人が多い今の世の中、
「俺も年を取るはずだよな?」
という人が増えている。
昔よりも今の方が、老人は明らかに多くなっている。少子高齢化と言われるのがその証拠なのに、それでいて、老人があまり目立たないというのはどういうことだろう?
「昔が目立っていたのか、今が目立たないようになっているのか?」
どちらにしても、今の時代は、どうなっているのか、訳が分からない。ただ、それが始まったのは、黒川少年がまだ小さかった頃、そう、バブルが弾けて、世間が混乱していた頃、完全に世間が変わったのはその頃からかも知れない。
だから、
「日本だけが、景気が悪いままだ」
と言われるのであって、政府が悪いのか、何が悪いのか分からない。
少なくとも、
「消えた年金」
などという問題を引き起こす政府だからこそ、
「明日はない」
と言われても仕方のないことだろう。
そんな政府に嫌気を差して、政権交代させれば、交代した政権が輪をかけてひどかった。さらに元に戻してみれば、野に下った政府がさらに腐って戻ってきた。完全に、
「負のスパイラル」
を政府は落ち続けていくのだった。
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