第14話 最終話
ルシフェルを連れて漁港に行き魔王国に辿り着く。だいぶ近代化が進んでいるがまだまだだな。
「よし、すこし作業をするから待っててくるれるか?」
「えー、せっかく街に来たんだから美味しいものが食べたいなぁー」
「くっ、んじゃ喫茶店にでも行こうか?」
「やったぁ!」
ルシフェルを連れて喫茶店に行くと食うわ食うわ、
「お前食べすぎじゃないのか?」
「これくらい食べないと魔力が持たないのよ」
「ここから王城には戻れるんだよな?」
「それは心配しないでいいわよ?」
ちゃんと帰れるんだよな?
ようやく満たされたのか寝ている隙にどんどん改良して行く。
ようやく目処が立ったのでルシフェルを起こして王城へと帰ると、久遠が寂しそうにしていた。
「久遠?大丈夫か?」
「はい、大丈夫です」
「よしよし。頑張ってるからもうちょっと待ってな」
「はい!」
久遠はいい子だ。また、花火とかやりたいなぁ。
これで一応はヴァルハラ王国統一とまでは行かないがだいぶ出来上がったんじゃないかな?
神はこれで何をさせたいんだろうか?
そんなことを考えるようになってから数ヶ月後。俺は魔王国はもちろんヴァルハラ王国もいい感じに道路が出来て、車の往来も多くなった。そんな時リーナがやってきて、エルフ国との話し合いの場を設けたいとのことだった。
「どういうことだ?」
「やはり取り残されて行くのはダメだと思いましてエルフ国に行ってまいりました。そして連れてきたのがこの2名です」
リーナの後ろに二人の美男美女がいる。
「セリナとウォーラです」
「流石にこれを見ると私達が遅れているのがよく分かりますね」
「そうね、やはりこちらも歩み寄ることが大事ってことね」
と二人は言ってるが?
「というわけでエルフ国もヴァルハラ王国に入りたいと思います」
「えぇ。いいけどエルフの国の偉いさんが嫌がるんじゃないか?」
「このウォーラが王様です」
「そうなの?」
「はい、私達もヴァルハラ王国に入れてもらえないでしょうか?」
「いいけど、そっちはウォーラがまとめてくれるか?」
「それはもちろん」
「ならお願いするよ、これでヴァルハラは統一されたね」
「ご主人様おめでとうございます」
「よかったよ!これで奴隷のいない近代的な国に生まれ変わったんだ」
まだエルフ国のインフラを進めないといけないけどね。
それから五十年が経った。
俺はもう歳だしヴァルハラ王国は最高の国になっていた。
「久遠、俺が死んだらお前たちも消えてしまうと思うけどそれでもこの国のために役立ってくれるかい?」
「当たり前です!ご主人様とずっと一緒です」
次の国王はエルフ国の王を国王にしようと思っている。長生きだしね。
あぁ、ここまで苦労したけど結局は神の目的が分からなかったな?
とそこに一つのチケットが落ちてきた。
『それで若返ってくれ。この国を発展させてくれたお礼じゃ』
チケットを使うと十六歳に戻っていた。
「あははは、これでようやくヴァルハラ王国でのんびりできるな!」
「ご主人様おめでとうございます」
「あはは、ありがとう久遠」
ゲームを買いに行くのに外に出る必要はないけどたまに地球に戻って家の掃除やらをしている。もちろん久遠達も一緒だ。
「こんな人生最高以外ないだろ!」
異世界に転移したらスキルがゲームだった。〜可愛い女の子達と領地を広げていく〜 あに @sanzo
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