第5話 大富豪
やっと終わった3,000発の大花火造り。
「ふぅ。これでやっと祭りができるな!」
「あの、大変申し上げにくいんですが」
「どったの?久遠ちゃん?」
「インフラの整備がまだ途中でして」
「あ!」
「ストップしているのが何件かあります」
申し訳なさそうにしている久遠。
「やりますとも!インフラストラクチャー頑張ります!」
「はい、お願いします!」
病院、電気、ガスは魔法があるから後回しだ。学校や道路、上下水道はさっさとやらなくては!
花火3,000発なんか作ってる暇は無かったわけでどんどん工事をしていく、と言ってもユニークスキル、ゲームのおかげでかなり楽なんだけどお金がかかるのよ!何か金策をゲットしないと。
というわけで金鉱脈を探しに久しぶりにメイクラ魂に火をつけて探し当てた金鉱脈!ついでに銀も銅も見つけてやりましたよ!
あとは勝手に頑張って貰って国庫が潤えば…足りない?ならばもっと貴重なミスリル鉱脈をば!それでも足りない?
国庫が増えないとうーん、こう言う時はゲーム屋へレッツゴー!俺の財政もピンチだけど。
ありました大富豪というゲームが難しいがこれならなんとかなるだろう!ミニゲーム系の交渉を進めていけば交渉成立し、現金が湧いてくるシステムは神がかってますね!
これは、集中してトライしないとすぐ不成立になると言うゲームですから気が抜けない。連打機能が欲しい手が疲れる。
だがなんとか、なるもんだ。国庫も回復しつつインフラ整備も頑張って組み上げていったらようやく冬にはインフラ整備も整い。国庫も潤って来た、やるなら今しかねぇ!
祭りだわっしょいって、ゲームなんだけど頑張った3,000発の花火が無駄にならなくてよかった!
よーし!祭りやるぞー!
「大変言いにくいのですが」
「どったの?久遠ちゃん?」
「下のものから休暇はないのかと」
「かぁー!忘れてたわ!」
「すいません!」
「いいよ!久遠ちゃんもよく働いてくれてたし!」
「ご主人様」
「俺も期末テストあるから頑張らなくちゃだからさ。交代で一週間くらい休み取ろう!」
「はい!ありがとうございます」
「そのあとも交代で週休2日制にしよう」
「ありがとうございます」
目がウルウルの久遠ちゃん。頑張ってくれてたんだね。
どこかみんな休める場所があればいいんだけどね。
とこう言う時のゲームじゃないか!中古ゲームであった!チューチューランドゲーム!
ってとりあえず整地しないといけないじゃん。
とりあえず今日は休もう。流石に疲れて来たよ。王城の椅子で王都を眺めるインフラも整備されて綺麗な街並みだ。今年は大豊作だったので国庫も少し潤ったからな。
祭りだわっしょいは年末にすることにして今はとりあえず他の村々のインフラを進めよう。
整地はここかな?あと人が足りないからキャラゲーをひとつお年玉で買うかな?何がいいかなぁー!女の子のいっぱい出てくるゲームがいいなぁ。今度こそ学校で相談しよっと。
っと思ってる間に寝ていたようだ。って膝枕?
「あっ起きましたか?すいません私の膝枕なんかで」
「いいえ!ありがとうございます」
「もうご主人様ったら」
顔が真っ赤の俺と久遠。
これはアリなのか?あり寄りのアリなのか?!
こうして疲れの吹き飛んだ俺は猛烈に頑張りたくなっていた。とここで悪い知らせが届く。中小国家が集まって連合国を作ったらしい。ちよっと力関係が悪くなったからってそんなの作っても無理なのよ!
うちにはガンガルがあるからね!
いざとなればガンガルを出さねばならぬ。
まぁ、牽制みたいだから見送ってあげるよ。
チューチューランドも作らないといけないし、今後の発展が大事だからね。
って元聖教国もやばいって?とりあえずはこっちに帰って来ていいよ!元聖教国も任せっきりだったから大変だったでしょう。
「私が至らないばかりに」
「シトラスちゃんはちゃんとやってきたよ!胸張っていいから!」
「はい…」
「大丈夫!今度は俺がガンガルで懲らしめてあげるからさ」
「その時は私も」
「そうだね!一緒に行こう!」
連合国め!シトラスちゃんを泣かせやがったな!俺のガンガルが火を吹くところを見たいみたいだな!
いや、とりあえずは今の王国を徹底的に差別化してやるところからか!
インフラの整備、街の発展、あとは軍隊の補充だな。一応ヴァルハラ王国軍軍隊は揃ってはいるが、一般兵が多いからな。
俺はやるぞ!期末テストを乗り切って冬休みに祭りだわっしょい!!
勉強が手につかないがここで手を抜いたらママンに没収される結末しか見えないそうなると、目も当てられないな。
てか16歳にこんなことさせるなんて神様の馬鹿!どうせなら異世界転移の方が良かったかも?いや、あっちゲームないしな。
しゃーない、勉強のゲームでもするか?
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