第12話 大阪蔵屋敷
大阪に着くと早速、薩摩の
「困ったな?」
「困りましたな」
「どうする?」
「どうしましょう」
「それにしても、この警固の厳しさは
小春はさすがに女忍び、勘は鋭い。
「
吉十郎が答えると、
「見てみたい」
と
ともかく、盗みに入るとしても、その肝心の芋がどのような芋なのか知らねばならない。見たこともない物を盗むことはどんな大盗賊でもできるはずはない。吉十郎は、薩摩藩の蔵役人たちが出入りしている安酒場に目を付けた。客として
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