と思いきや、滲み出る本音に思わず頬をが緩む作品です!
導入からほぼ主人公と読み手の視界が一致しているため、直後に繰り広げられる堂々の王道展開をまさに一緒に体験しているような気持ちにさせてくれます!
世界と登場人物が基本的に主人公に厳しいため、読み手も一緒に天を仰ぎつつとなるかもしれませんが、このスケールの大きな物語の世界観にやがてそれも没頭するためのスパイスなんだと思えるようになるでしょう!
徐々に打ち解けていく様は、主人公だけでなくなぜか自分も救われたような気持ちになっていくので!
世界観としてはハードですが、作者様の人柄が出ているのか、会話パートのくだけかたが優しく見事な飴と鞭でもあります!
そんな王道をいくこの世を綴った書をめぐる物語!みなさんも参戦してみてはいかがでしょうか?