扇風機vsエアコンvsうちわ

江戸っ子「え〜、夏も暑くなってくるんべ。今年の夏、オラはプールに入って、肝試しして、かき氷食べてぇべ。読者の皆様も、エンジョイしてほしいんだべ。けどやっぱり、熱さ対策もわすれずに。なので、今回はエアコンと扇風機とうちわ。どれが素晴らしい文明か討論してーーー」


「江戸っ子?何をしているのでしょう」


「この小説はふざけしかいいとこ無いんだから、良さ潰すのやめようぜ?」


江戸っ子「いやだべ。オラ、この前めっちゃ勉強したんだべ、この物語、書籍化してないべ、やばいべ。図書館にある本と比べても、世界観おかしすぎてハッ?って思ったべ。お前らも、理系文系言ってるべが、エアコンの正式名称言えるべか」


「おいおい、ズカズカ言ってくれるじゃねぇか」


「江戸っ子、テメェ過去の存在にしてやろか……はっ、私としたことが。ええっと。なんでしたっけ。エアコンの正式名称。いざという時に出てきませんわ。ねぇ現代男子」


「唐突な俺へのパスやめろ。てか江戸っ子が俺らより頭良くなってね?」


江戸っ子「努力しただべから。ちなみに、エアコンの正式名称はエアコンディショナーだべ」


「「おん……」」


江戸っ子「はいはい、今回はエアコンvs扇風機vsうちわだべー。おらはもちろんうちわ」


「現代男子……これは……」


「陰謀すぎるな。3人になってもなお、作者は俺らの意見を必ず違うようにしてくるんだよなぁ」


「もちろん私、扇風機」


「俺エアコン」


「「「はぁ」」」


江戸っ子「うちわのいい所、言うべ……」


「もう真面目な江戸っ子さえ、討論がめんどくさくなっちまってる」


「まずな、電気?を使わなくて済むべ。それに、祭りとかでよく貰えるべから、人々の親切心の象徴だと思ってるべ」


「江戸っ子……だいぶ現代についてわかってきたようですけど、まだまだですわ。祭りのうちわは所詮宣伝ですわ」


江戸っ子「な、なんてことを……」


「いや、電気代なんぞ言ってたら死ぬぞお前。エアコンこそ正義!てか、節電みたいなモードあるし」


「現代男子、その節電モード使うのは、全国で何%だと思って?」


「ヴっ、めちゃちょっと……」


「でしょう?しかし、あるサイトに、扇風機はエアコンの10分の1の電力しか使わないとか」


「でもな、涼しさ大事だよなっ!そもそも暑さ対策のための道具なんだから、涼しくなんねーと意味ないよな」


江戸っ子「だいたい、すぐ扇風機とエアコンを使うから暑くなってんだべ。うちわなら電気使わんべ。二酸化炭素ださんべ」


「待ちなさい。手動の手持ち扇風機をご存じなくて?あれが最もの節電ですわ」


「手持ち扇風機を自分ではなく、お前に当てる執事さんかわいそ。想像すると狼狽えるわ」


「お給料が発生しているんですもの、そういうものですわ、異世界は」


江戸っ子「現代男子、狼狽えるの意味違うべ」


「江戸っ子はどっちの味方なんだよ⁉︎」


「敵味方なんぞないですわ。全世界からの嫌われ者ですわ」(キッパリ)


江戸っ子「悪役令嬢は全世界に叩かれる羽虫で、現代男子は全宇宙を横領する影の支配者にいいように利用され身代わりにされるブラックな職場の1番下っ端だべ」


「くっ、わたくし達では対抗できないようですわ」


「なんか、俺……え?」

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