第233話 新品の装備
パーティに誘われたが、今すぐにではなく日時が空いている。なので、空いた日時に出来ることをすることに。後から戻ってきたメルナに声を掛けていた。
「ねぇ、メルナ。頼みたいことがあるけどいいかしら?」
「私に頼み事は裁縫のこと?」
ヨミは新しい装備が必要になったからメルナに相談をしていた。
「うん、新しく手に入れたスキルでMPを結構使うことになるからMPの最大値を増やすか回復を速めることが出来る装備を一新したいわ」
「えっと、今着ているのと別の装備が欲しいでいいの?」
「そう! 見た目も私の想像通りにして欲しいから必要な素材があったら言って! 取りに行くから!」
「……そうね、MPの最大値を増やすだけなら難しくはないけど、もう一つは珍しい素材が必要になるわ」
MPの最大値を増やすのはともかく、MPを自然回復する速度を速めるのはどのプレイヤーでも欲しがる能力である。
メルナが言う珍しい素材とは…………
「1つ目は第2のフィールドに出る中ボスから落ちるわ。そういえば、墓場の中ボスは倒していたよね? その通常ドロップが必要よ」
「倒しているわね。アイテムボックスに入れっぱなしだから探せばあると思うわ」
「良かった。2つ目なんだけど、魔力球体と言うモンスターが落とす魔力核が10個。第3の街から離れてない場所に現れるわ」
「魔力球体、戦ったことはないわね。探せば見つかるでしょうね。他には」
「3つ目は……面倒な敵よ。寒い地帯に現れるとけど、なかなか出てこないモンスターよ。隠れモンスターの『冷血の雪女』よ」
「寒い地帯……あそこかぁ」
前に行ったことがあるが、魔王軍の四天王に邪魔をされた場所だ。
「その3種類があれば、3日で出来ると思う。ちなみに、『冷血の雪女』は吹雪いている時にしか出ない可能性があると情報が出ているわ」
「ふーん、何処の情報?」
「確か、『旅立つ青鳥』だった筈よ」
「ほぅ、それなら信憑性はあるわね」
知っているパーティだったのと、嘘を付かない情報屋でもあるので信じた。
「吹雪いている時ね、暖かくする薬が必要になるなぁ」
「それでしたら、カロナが研究していたので分けて貰えるかもよ」
「そうなんだ! 早速、聞いてみるわ。素材はメールで送るわね」
「わかったわ。気を付けてね」
いつもカロナがいる研究所に向かったが、いなかったのでメールで薬のことを聞いてみたら…………
『あ、雪山に行くの? 私も行くとこだからパーティを組もう〜。勿論、薬も沢山作ってあるよ♪』
カロナも雪山に用事があるので、パーティを組むことになったーー
ーーあとがき
今週の日曜日は投稿予約をするの忘れたので、代わりに今日に投稿しました!
申し訳ない!!
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