第97話 新職業
あのワールドクエストからも、ニートである美世は1日の半分もゲームをやっており…………
「ようやく、レベル30になった!」
ヨミはモンスターを倒したり、森の奥でカモになっているパーティをPKしたりして、レベルが30になったとアナウンスが来たのだ。
ーーーレベル30になりました。メインかサブのどちらかを職業の変化、進化が出来るようになりました。
職業を変えれるのはメインかサブのどちらかしか出来ないようで、選択肢が現れていた。変化とは、まるっきり違う別の職業に変えることが出来、進化はルーツに沿った職業へ成ることが出来る。
メインかサブのどちらかね……うん、まずはサブの剣士かしら。進化のルーツはーーーー2種類がある?
サブを選択すると、また選択肢が現れた。その選択肢が、通常進化と特殊進化だった。
「うん? 特殊進化はドルマの時みたいに条件を達したら出る奴よね?」
詳細を調べてみたら、考えていた通りで特殊進化は条件を達すれば現れるようだ。あと、職業の組み合わせで現れることもあるが、私の場合は違うようだ。一応、通常進化と特殊進化の両方を確認してみた。
「ふぅん……面白い職業ね」
ヨミが見た通常進化と特殊進化である職業と詳細がこちら。
通常進化
騎士
HPとDEFが高くなり、守りに優れた職業。『騎士の誓い』、『守護の盾』を使えるようになる。
狂戦士
ATKとAGIが高くなり、攻撃に優れた職業。『狂気の一撃』、『狂暴化』を使えるようになる。
よく見る職業で攻撃タイプと守備タイプに分かれていた。ヨミのプレイスタイルでは、どちらも合わないので選択はしない。そうなれば、特殊進化の一択になるが…………
特殊進化
暗殺者
HPとATKとAGIが高くなり、闇に生きる職業。『隠蔽』、『急所突破』を使えるようになる。
条件:剣士の職業で人を50人以上も殺している。
邪殺剣士
魔人にしかなれない職業でHPとMPとATKが高くなり、剣と闇魔法を合わせ、相手を弱らせる戦いが得意な職業。『魔喰纏い』、『虚脱弱』が使えるようになる。
条件1:1度でも種族が魔人になったことがある。
条件2:剣士の職業で人を100人以上も殺している。
条件3:レッドになっている。
暗殺者は別に条件はそんなに厳しくはないが、邪殺剣士は別だ。条件1なんて、特殊なことがない限りはプレイヤーには難しいだろう。
しかし、ヨミには心当たりがあったので、この条件を達したのは納得している。
この選択なら、邪殺剣士の一択よね。この条件だと、ドルマみたいに2段階も強さが上がる奴だよね。
暗殺者と同等の職業だと思えなかったので、2段階以上は強くなるだろう。邪殺剣士を選び…………
うん、見た目は変わらないけど、ステータスがとんでもないことになっているわね……。うひっ、この後のイベントでの披露が楽しみだよねぇ!!
レベル30になった前日、公式から通達があったのだ。その通達は近日に第3回イベントが開催されることだった。
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