~36〜光司は最近タヒしかけた。

早朝。

光司が下に降りながら考え事をしているようだった。

やはり昨日の責められたのが気になったのだろうか?

まずは見てみよう。




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怖かったわ〜。

あんな神様達、またの名を陽キャに睨みつけられるなんて。

ガチ怖い、違うな〜。


「ガチャ怖い〜」

「何してるの? 光司くんどうかしたの?」


光司は耳が赤くなる。


だってこんなギャグを嶺に見られたんだよ?!

お母さんに見られるのと同等かそれ以上の恥ずかしさだわ。

終わったわ、って感じ。


もう無理。

こんなの耐えられない。

こんな時都合のいいドラ◯エのコマンドと、言ったら……。


「『逃げる』や!!」

「なんでにげるの?」


光司は逃げようとしたが、回り込まれてしまった。

強い敵だと起こるあれ。

分かる人いるかな?

でも結局は……。


終わったわ。(本日2度目!)


「アリスちゃーん、光司が何か隠してるー!」

「わかります。なんかおかしいですよね」


終わったわ……。(3度目入りま〜す)

2階の掃除から降りて来たアリスは、嶺に事情を聞いている。

距離感が近く、密接している。

東京のアノ人が見たら

『密です!!』

って叫びそう……なんか時代経ったんだな。


なんかフッと思ったんだけど、嶺とアリスが仲がいいような。

これはいいな……。

百合、だっけな?

初々しい感じが、ウケそう。

イラストレーターさ〜ん!!

ここにいい題材ありますよ〜!!


まぁそんなことにはならんと思うけどね。

だってここ来れないし。


でも仲がいいことはどんな形でもいいことだと思う。


どんな形でも、ね。(問題発言は、いかんぞ!)


うん。

俺は見守る。


うん、ね?

あそこに入るのは俺が怒られる。

あの世界観にいらない存在感だと思うから。

それよりここから逃げないと命が怪しい。


『神・光司は死んだ……』

なんて言って


「何事だ、神・光司。ここから家に戻れ!!」

とかゼウスさんの前でやりたくない。

でもゼウスさんはやりたがりそう。

ありそうでやだ。



「で、何を隠してるの?!」

「はい……」

もう降参してプレートを渡す。

光司はスキル欄と加護欄に禁忌系があるのを知られた。

これで俺はタヒすんな。


「なんだ。これなんですね、マスター」

「もっといやらしいものだと思っていたけど違ったか……チェツ」


なんか俺おかしいことした?

アリスが知ってるのは相談したからだと思いたい。

でもいやらしい物だと思っていたの?


そんなことしないから。

そんないやらしくない、と言い切りたいけど分からん。

あと、嶺が舌打ちなんでしないと思う。(現実逃避中……)


おかしいのかな……?




本当に俺がなんかおかしかったかな?!

ねぇ、うん……。


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読んでいただきありがとうございます。


面白ければ★★★、面白くなければ★。


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