~27~新たな住居人、嶺!!
「光司くん、嶺をよろしくっス! それじゃぁ」
と、言われ光司の部屋に嶺が住居人になった。
こんな男と一緒なんてイヤじゃないかな?
一緒のベッドだとか汗臭くてイヤって言われたら凹む自信があるぞ。
「何を考えているんですか?」
なんか見透かされてる。
感情看破とか使ってないはずなのに……。
昔から一緒だな。
毎回何もかもが見透かされてる。
考えていることが似ていたりするのかな。
それでも無理だろ。
「部屋が一緒だからどうしようかなと思って」
「ダメだった?」
うわぁ。
上目遣い。
こんな陽キャになったのか。(今は関係ありません)
断りにくい。
こんなん見たら断れる奴いるん?
なぁ、ねぇ、そうだろ。(こっちを見るな、同意を求めるな)
「べつにそういう訳ではなくて……」
「ならいいじゃないですか、結局は部屋が違うんですし」
え、そうなん。
なんにも聞いとらん……。
ハブられてんなー、俺。(慰めよっか?)
分からないのなら見てみよう。
オープン!!
あれ? うちの玄関。
懐かしい、もう半年以上ここを見てないからな。
あの鍵が俺の部屋しか行けないんだよね。
ご飯も神様食堂のギリシャ神話店のデリバリーをポセさん特権で頼んでたからリビングはいらない。
寝室も、仕事場も一緒だからいらなかった。
そう考えるとその時は俺の部屋だけで十分なんだな。
隣ではなんか嶺は感動しているようだけどなんでだろう。
まぁ、いいや。(4度目になるとなれる知能指数5)
「おかえりなさいませ、マスター。こちらのお方は?」
アリスがリビングの方から現れそんなことを聞く。
「ただいま、この人? 今は天使だけど」
「神埼 嶺って言います。ここに住むことになりました、よろしくお願いしましゅ」
かわえぇ。
いつもはちゃんとしているのにたまに噛むんだよな。
いつも大事な時に限って。(かわえぇ)
住居人が増えて賑やかになるといいな。
でもなんか悪いことを考えてるあなた!! そんなことは今後ありませんので!!
ねッ!?
==========
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