~28~速報、光司を射止めろ!! 編集済
嶺が住居人になってから3日後。嶺は今は和室で寝てもらっている。
まだどこの部屋を誰が住むっていうのが決まってないんだよね。
アリスは嶺と寝てるし、クロウは俺と寝てる。
みんなの仕事とかやることがひと段落したら部屋割りをしないとね。
あと嶺も家に慣れてきたようだった。
でもそろそろ仕事もしてもらいたい。
ポイントがないと何もできないし、好きなこともできない。
ということで嶺はアース(光司が受け持っている星)で仕事をしてもらおうとおもう。
その仕事内容とは……。
「ダンジョンの作成、その後の管理だ!!」
キマった。(そうか?)
結構ダンジョンの管理とかが細かくて難しいんだよね。
細々とした作業はすごく好きなんだけど知識的に無理だった。
「俺の脳みそでここまで難しいことをやるのは無理そうなんだ、お願いできる?」
「わかりました、やり方もアリスさんに教えてもらってバッチリなので!」
嶺はやる気満々のようだ。ふんすふんすと効果音が付きそうなくらい自信があるらしい。
これなら安心だな。
なんか嶺はよくネットで配信している時に結構マイナーなダンジョン経営シミュレーションゲームをプレイしてた。
俺が「俺この新作やるんだけどやってみたら?」とか冗談混じりで教えてみたら結構やりこんでいた。
配信がない時によく一緒にプレイしたなぁ。
めっちゃ上手くて、『魔王乃死城』とか言って結構有名になってたな。
それくらいダンジョン経営シミュレーションゲームは上手かった。
ここに来て役立つとは……。
そうそう、アリスが嶺に教えているのは尊かったぞ。
「これがこうです、嶺さん」
「なるほど、アリスの教え方わかりやすい!」
「いえいえ、それほどでも///」
とか言ってアリスが笑顔で照れているのを見るとつい拝んじゃう。
こんな百合を見られてありがたやー、ってね。
アリスと、嶺は仲がすぐに良くなった。
何か意気投合してたみたいだけど、何を話していたのかわからない。
女の子達のテレパシーで連絡を取り合うってどこかのスレで書いてあった。(スレはスレッドの略称です)
なんなんだろう、あの現象。
キャッキャしている女の子達をみるとなんか眼福なのって。
てぇてぇってやつなんだろうけど……うーむ。
分からん!!(そんな大きい声で言う必要あった?)
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私は神埼 嶺、21歳。あと少しで、22歳だけどね。
そんなことより光司くんの家に住むことになりました。
私はこの家を見ただけでもう十分。匂いも光司くんって感じ。
太陽のような暖かい匂いっていうのかな?
光司くんはここで住んでいたのか、と思うとなんか感動してしまいそう。
でもこんないい感じな男はそうそういないのは確かだと思う。
絶対に射止めないといけない。
そんな時強敵が。
メイドのアリスさん。
目がパチリとしていたて、髪もツヤツヤ。メイド服を拝めるだけでもう尊死してしまいそう。
可愛い、もう天使。
……というより私が実際に天使なんだけどね。
でもアリスさんは、オートマタらしいからお嫁さんにはなれないって自分から言っていた。
これからもずっと光司のメイドのままでいるって言ってた。
よかった。
ライバルというより今は女子友っていうのが近いんだと思う。
いつも話していたいって思う。
これから光司くんを射止めてやるんだ!!(てぇてぇなぁ……。混ざりたい)
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