異世界創生はシミュレーションゲームに似ている～神様はアレでも異世界は創れますか？～

～23～どうしてこうなった？

ちょっと出来上がったクロウ作の神殿を【幻影オブジェクト】使ってみにきたのだが……。

デカい！！

高さがビルの５階くらい。

横や、縦も長い。

白い大理石を使っていて、高貴なのがすぐにわかる。

まさにギリシャ神殿のようだった。

なかに入ると光司そっくりの石像が。

これはなんかカッコいい、自分で言うのもなんだけど。

その隣にはアリスの石像がある。

反対側にはクロウまでいた。

すげー。（棒読み）

こういうのは分からないけど神秘的だ。

宗教的なやつってなんでカッコいいんだろう？

それよりもクロウと通話を繋げる。

「すごいよ、クロウ！」

「そんなでもないよ……」

そんな謙遜することなのかな？

まぁいいや。（知能指数5 再来）

「そろそろ自分の部屋に戻るか」

「わかった、あるじ。待ってる」

通話していたのをやめ、同期を解除する。

そうして一応、確認は終わった。

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神殿かできてから数ヶ月後。

ゼウスさんに呼ばれた。

なんだろうと思いながら部屋に案内される。

やはりこの家は大きいな。（これがいつも通りの能天気です）

そしてヘラさんの部屋の反対側のドアの前に着く。

ドアを開けるとある意味すごい光景を目の当たりにする。

アニメのポスターや、フィギュア。

ガラス張りの棚にはびっしりキャラクターのホビーが。

ゼウスさんは真ん中にある椅子に座っていた。

「座ってくれ……」

深刻な顔でそう言うゼウスさん。

バリトンボイスも更に低くなっている。

まさに【エヴァ◯ゲリオン】の碇 ゲ◯ドウの座り方。

腕の組み方もまさにその人の様だった。

『ダメだ、シ◯ジ……』とか言いそう。（おい。著作権大丈夫か？）

「そんな顔してどうしたんですか？」

単刀直入に話すとすぐに答えがかえってきた。

「神埼 嶺（かんざき れい）が、死んじゃいそうなんだ！！！」

「はい？」

どうしてこうなった？

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