~16~スカートの中は絶対領域!!
そろそろ光司が起きた頃。
「おは~よ~」
大きなあくびと共に挨拶をする。
「おはようございます、マスター」
掃除を淡々と済ましていたアリスが挨拶を返す。
もうこの時には『新生アリス』となっている。
変わったのをなんともないかのように通りすぎてしまった。
これはいつも静かなアリスも怒らせてしまう。
「何も気がついたことはないのですか、マスター!?」
女子? は小さなことではないがそう言う事を気づかないと色々言われる。
そう言われて工事はやっとわかった様子。
「リボンをつけた? いや、人型になってる。ってことかな?」
リボンはつけてないと言いたいところだが……。
「リボンの方だった?」
やはりマスターはアホなのかもしれない。(まさにその通り)
「違います、マスター。人型になったんです!気づいてください!!」
アリスが怒るから大きな声でクロウが起きてしまった。
「……おはよう、あるじ。そんなにガヤガヤしてどうしたの?」
とクロウは喋ったが何かを察したかのように「僕、寝る。あと頑張ってお姉ちゃん」と言い残しまた光司の布団でまた寝始めた。
そういえばここに来てからクロウは光司と寝ている。
兄と弟という感じのようだ。
クロウから見るとアリスは姉らしい。
クロウいわく……上から長男の光司、長女のアリス、次男のクロウと、いうような関係になっているのだ。
光司はアリスの方が姉に感じていると言う。
まぁ、微笑ましい限りだ。
そんな考えている隣でアリスは何かを想像してしまったのか顔を真っ赤にしていた。
======
ん? 顔を真っ赤に?
顔なんてなかったよな。
アリスを再度見てみるが、美人になっていた。
茶髪の長い髪、凛とした綺麗な顔。
声と顔がまんま想像した感じだった。
服はメイド服で種類はクラシカル。
ふわっとしたワンピースの上にある白いエプロンとの対比。
頭にあるフリルのカチューシャ。
手首や、首元にもある襟にもグッとくるところがある。
スカートの下は絶対領域。
エデンだ。
あれ?エデンはキリスト教。ここの神はギリシャ神話。
ここでこの話したら怒られるかも。
まぁ、いいや。
これがアニメだったら大人気間違いなし。
関節部分や髪などに機械っぽいところは感じない。
なんだったら人より人っぽい。
最後の最後まで頭をフル回転した結果。
「まさに真のメイド。崇めたい。祭りたい」
という答えになった。
そんな事を言われると思っていなかっったアリスはさらに顔を赤らめる。
新しくなったアリス。
すごくいいと思う。
でも仕事以上の関係は嫌われるのでNGだ。
でも、眼福。
目の保養ですわ・・・。
==========
読んでいただきありがとうございます。
面白ければ★★★、面白くなければ★。
♡もつけていただけると幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます