～7～目標設定完了！ 編集済
――――――
初めての鳥類が
生まれました
+50pt
――――――
今日はこんな通知で起こされた。今は午前４時、周りもまだ暗い。
周りが何故暗いとかわかるかというと、見た目だけいつも通りの家の見た目だからだ。
窓が開けるくらいは出来るけど外に降りるのは怖くてやってない。
結構分かりやすいように大きな音にしたのが間違いだった。
神になって睡眠や食事はいらなくなったが、それだとなんか物足りないのでやっている。
神って便利だな～。と最初は思ったが、なんか馴染まないんだよね。
ご飯を毎日三食食べてきた人？ 神？ から見るとなんか違う。
なんかね～。
お腹が減らないから食べなくてもいいんだけど。なんか嫌なんだよね。
食欲を満たせないのはちょっと無理かな……。
でも食べたいから毎日ご飯をもらっている。デリバリーって便利だよね。
ご飯を配達してくれるなんて、しかもお店の味を。
神様のデリバリーだと1分以内に着くから楽で仕方ない。
本当はデリバリーにもポイントがかかるのだが、ポセさんに免除された。
なんかポセさんがその辺を管理しているらしく……なんかわからんけどOKが出た。
ポセさんは意外と太っ腹なようだ。
というかメールを無視してたな、なになに？ 鳥類が生まれたのか！
空を飛ぶ時代までになったようだ。
最初は始祖鳥という鳥から進化したんだっけ？
理科でやったような。（うろ覚え）
時間をかけて変化するのが進化だっけ？ だからポケモ◯は進化じゃなくて変態になるんだとか。
わからんけどそんな感じ。
あとでグライダーのように滑空して飛ぶんだとアリスが教えてくれた。
アリスは有能だ、アリス様様ですな。
やっぱり俺とは大違いだな。（超楽観視）
一応言うがニートじゃないぞ！ ニートじゃないぞ。（念押し）
まぁそんなことは鼻で笑い、次のやることへ。
以前に生物からポイントを貰い受けてから１週間が経過したのでまたポイントを。
このメニューからポイントボタンを、ポチッとな！
…………ネタにしては古いか？
くるぞ、くるぞ！
ポイントを表示しているバーがぐんぐん上がる。
ついに全部で【290pt】が【510pt】まで。
結局220ptも増えた。
種類が増え、１個、１個の種が増え続けた結果だろうか。
子孫繁栄していけば溜まりやすくなるってこのことか、なるほど。
ここまで貯まるのか……。
「じゃあ今日からいっぱい貯めてみよう」
そんな宣言をする。
ちなみにアリスも「頑張りましょう」と応援してくれた。
もう実質、姉じゃないのか。（問題発言）
この見た目が女の子だったらもう実際にお姉ちゃんになるんだと思う。
多分、茶髪でメイド服着ているんだろうな。
目もパッチリしていて…………考えるだけで楽しい。
いかんいかん！ 妄想するのは二次元って決めたじゃないか！
早くそんなことは置いといて、どこまで貯めるか目標を考えよう。
700pt？ ん～。微妙、まずまず少ないかな。
800pt？ いいとは思うけどもうちょいキリよく。
そうなると、1000ptが妥当かな……？
うん、そうしよう。
考えすぎも良くないしな。
早く黒龍とか見たいし。
「目標は1000ptまで貯めりゅ！ ……///」
「マスター、頑張ってくださいね」
最後の最後に噛むのは恥ずかしい。
気まずいし……対応に手慣れている感が少しあるけど。
前のマスターもこんなだったのかな……。
知らんけど。
でもまぁ二度寝しようかな……？
そんな眠くないしゲーム三昧にするか……？
こういう時には【アース・シミュレーター】の世界を見つめましょう。
今回は始祖鳥を動かしてみましょうかね。
やり方は、木に登ってそこから滑空か。
単純やな。
攻撃方法は引っ掻く、吸血、跳ぶ、隠れるか。
引っ掻くはそのまま爪で引っ掻くらしい。
単純やな。（2度目）
吸血はそのまま吸血。血を吸って回復するんだとか。
単純やな。（2度あることは3度ある）
滑空中に再度ジャンプできるという。
単純やな。（3度あることは4度あるw）
隠れるは木の葉に隠れると。
もっと単純やな。（仏の顔も5度目までww）
まぁ弱いから逃げに徹するけど。
まずは木をガシガシと登る。
この辺の木は高いからいくらでも行ける。
一番高いところから次は滑空〜！
気持ちええなぁ！！
地面が近くなったら二段ジャンプ！
すると魔法陣が浮かび上がり急に高度が上がる。
100メートルくらい上がったらゆっくり滑空していく。
the魔法世界。
始祖鳥ですら魔法を使う時代なんやなぁ。
でもこの辺にいる奴らは火のガントレットみたいなので殴ってくるクマはもちろん。
水を高圧力で撃ってくるカエルに、ジャンプした後に蹴り殺すウサギ。
さまざまな生物がいるがほぼ全て魔物だ。
なんかわからないけど今の時期は魔物が世界を闊歩していて、一定期間過ぎるとダンジョンを棲家にするとかなんとか。
「マスター、今はダンジョンが生成出来ない為魔物を放し飼いにしているだけです。今度ダンジョンを軽く作っておくので多分次からはダンジョンにしかいなくなると思います。」
おー、有能！
ちゃっかり心が読まれているけど有能！！
今後ダンジョンにしか魔物がいないのは楽だな。
森に行ったら魔物がいるなんて信じられないというか、嫌だな。
そこんところしっかりしててすごいなー。
やっぱり神様はすごいなー。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
読んでいただきありがとうございます。
面白ければ★★★、面白くなければ★。
♡もつけていただけると幸いです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます