拝読致しました。
身の丈にあった器で、己に沿う形での茶を。
赤褐色の青磁...字面で言えば不思議な色合いの下手物、そこから始める茶というのも面白い点に着目しましたね、珠光さん(^^;)
日常生活には必須ではない、されど憩いにも俗物が追い求める文化にもなりうる茶に、こころで飲む茶という解を持つ。
どのような結末に向かうのか、楽しみです(^^)
作者からの返信
この時代、名物や唐物といった茶碗が出回っていますが、それは大名とか公家とか、雲上人の話。
それへのアンチテーゼなのか、珠光の行く茶の道には、赤褐色の青磁があります。
では、名物や唐物で飲む茶とのちがいは、というのが一休の言いたかったことではないかと思います^^;
そして一休の問いかけに答えるかたちで悟りを得ます。
さえ、そのようにして得た悟りを――こころで飲む茶は、どのように次代へとつづいていくのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
悟りを得るということに、貪欲。
とても素晴らしい言葉です。
矛盾しているのに、矛盾していない。
そのバランスが、人そのものなんだろうと。
作者からの返信
中国の禅僧ともなると、弟子に、悟れないなら猫を殺すとか言って来る、とんでもない方もいるそうです。
一休もまた、そういう、悟りというものに対するスタンスがあったのではないかと思いまして、このように書かせていただきました^^;
……おっしゃるとおり、矛盾を抱えつつも、それが自然に思えるような。
そういうあり方こそ、人なんでしょうね^^;
ありがとうございました。
一休との禅問答のような会話。迫力がありましたね。
作者からの返信
まさにそのとおりです。
禅問答をやりたかったのです。
一休を出すのなら、ぜひやりたかったのです^^;
ありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
朝倉の父ちゃん、応仁の乱の時代に活躍してたんですね……(無敵の宗滴じいちゃんが居たから、というのもあるでしょうが)
珠光さんが一休さん、骨皮さんとの縁で、答えに辿り着くのがすごく胸にきました。面白かったです。
作者からの返信
朝倉の父ちゃん、というか朝倉家のデビューがこの応仁の乱らしいんです。
主家の斯波家がアレなんで(笑)、おそらく現場で実務を仕切っていたのでしょう。
ここから越前をわが手に……という流れですが、一方で尾張の方で織田という家もブイブイ言い出しています(笑)
一休さん、骨川さんとの化学反応めいた感じで悟りへと至る流れ、苦心したところなので、お褒めいただいて嬉しいです^^;
ありがとうございました!