夜 〜冷え込んだ夜は非日常〜
※優佳視点
「う〜…寒い〜…」
私は隣りにいる彼に話しかける。
時刻は22時を回りそうだ。
「急に冷え込んできたからね……懐炉使う…?」
「ん〜ん…家だし……こうやってくっついたらいいじゃん…」
といって私は翔にくっつく。
…といってもここまで大胆な行動するのは初めてなんだけどね……
「……っ…急に甘えだしたね…?」
「きょーはあまえたいきぶん……」
「…かわいい……」
「…ふぇ……?」
そういって翔は私の頭を撫でる。
そういえばこうやって甘えたのっていつぶりだろ……
…翔と一緒に住み始めてから1回も甘えてない…かな……
「優佳、明日どこ行く?」
「ん〜とね……翔と一緒に買い物に行きたいかな…?」
「ん、分かった。行こうか」
「いつも通り朝は起こしてね……」
「わかってるよ…」
私はこうやって翔と話している間に眠くなってきた。
……もうこのまま寝ようかな?
…うん、寝ちゃおう。
そして思う存分甘えよう…
と考えているうちに私の意識は夢の中へと落ちて行く……
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※翔視点
今日は天気予報で夜は冷え込むらしい。
そのせいか優佳が甘えたがりになっている。
…それはそれでかわいいからして欲しいけど。
当たり障りのない日常会話をしているといつの間にか優佳が寝ていた
「……優佳?寝たの…?」
と一応聞いてみるが返ってくるのは優佳のかわいい寝息。
まぁ、このまま一緒に寝てもいいけれど明日の朝に優佳が照死してしまって買い物にいけなくなる可能性がある。
「……ベッドにつれていくか。」
そう思い、優佳をお姫様抱っこをし、優佳の自室へと運ぶ。
ゆっくりとベッドにおろし、布団をかける。
そして、部屋を出る直前に
「おやすみ、優佳」
と。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
一応この話の続編っぽいのを書いているのでお待ち下さい。
クリスマス後に投稿開始予定です。
今年のカクヨムコンに出す予定なのでぜひ読んでください。
それでは、また次回作で。
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何気ない日々 如月 愁 @yokoshu
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