昼 〜何気ない生活〜
彼と手をつなぎながら学校に着く。
流石に廊下では手は繋がなかった。
教室に入り一日の時間割の順に教科書を机の中に入れていく。
本を読んで朝礼までゆっくり待つ。
先生が入ってきた。
「起立。礼。おはようございます」
「おはよう。それじゃ、教科書78ページ開いて……」
いつも通りの授業が始まって終わる。
そして気がつけば放課後。
私は部活に入っていない。
入っていたら彼との時間が少なくなるからと言う理由で入っていない。
SHRが終わったらすぐに校門へと向かう。
校門へと着くと彼は先に待っていた。
「おまたせ。待った?」
「いいや。今着いたばっかりだし」
「ん…帰ろ?」
「……うん。」
私は無言で彼に手を伸ばして手を繋ぐ。
そして彼の横に並んで
(今日の晩ごはんなにしようかな〜…)そんな事を考えながら家へと歩く。
今日も楽しかったな…と。
そう思う私がいたのだった。
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