第17話

茜&葵『ご馳走様でしたー!』

おばちゃん「どうだった?」

茜「すごくおいしかったよ!またくるね!」

葵「この美味しさを堪能しない人の気がしれない」

おばちゃん「もっと言ってやって」

鯷球「はいはい、それじゃ3000円ね」

おばちゃん「はい、毎度。お嬢ちゃん達また来てね」

茜「今度パパとママ連れてくるね!」

葵「うちのお父さんとお母さんも連れてこよ!」

鯷球「それじゃ、おばちゃんまたね」

おばちゃん「ちゃんと保護者するんだよ」

鯷球「はいはい」

茜「そういえば、ラーメン600円で餃子400円、チャーハン400円だよね?」

葵「確かに、合計2800円のはずだけど、球ちゃんお釣りもらってなかったけど…」

茜「まさか、球ちゃんって計算ができない…?」

葵「まさかぁ」

茜「でもどうしてなんだろうね?」

葵「さぁ?もしかしたらお金がない時に食べさせてもらった時のツケがあったり?」

茜「その可能性はあるかも」クスクスと二人で笑う。

鯷球「最初茜ちゃんの家の方がいいのか?」

葵「わからないけど、うち来ると色々持たされると思うからそっちの方がいいんじゃないかな」

茜「いいんじゃない?順当に帰れば葵の家の方が近いんだし」

葵「茜の家、魚臭くなるけどいい?」

茜「ぐっ…昨日のあの臭さを思い出す…!」

葵「それじゃ茜の家に行こうか」

鯷球「茜ちゃんそれでいい?」

茜「致し方あるまい…」

鯷球「それじゃ茜ちゃんの家に行こうか」

―茜の家―

茜「ただいま〜。ママ、球ちゃん連れてきたよ〜」

茜ママ「あらあら、わざわざ来ていただいてありがとうございます」

鯷球「いえいえ。急に来ちゃってこちらこそすみません。こちらみなさんでどうぞ」

茜「あれ?こんなのいつの間に?」

葵「茜がトイレに行ってる間に近くの和菓子屋さんに行ってたの」

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