第2話 四天王との戦闘
「皆さん、ありがとうございます……これからもよろしくお願いしますね!」
アレシアは嬉しそうに微笑みました。
それからというもの、私達は毎日一緒に過ごすようになりました。
宿で泊まったり、クエストを受けたりして過ごしています。
そして、ある日のこと、私達はある町に立ち寄りました。
そこではお祭りが開催されていました。
私達はそれぞれ好きな物を買って楽しんでいました。
そんな中、アレシアがこんなことを言い出しました。
「あの、皆さんにお願いがあるんですけど……」
彼女がそう言うと、他の少女達も頷いていました。
一体どんなお願いなのでしょうか?
私はドキドキしながら彼女の言葉を待ちます。
そうすると、彼女は恥ずかしそうにしながらもこう言いました。
「私の初めてキスを貰ってくださいませんか?」
「えっ!?」
私は驚いてしまいました。
まさかそんなことを言われるとは思ってもいませんでしたから……。
でも、断る理由もありませんし、何より私も興味があったので、私達は初めてのキスをしました。
その後、私達は宿に戻りました。
「あの、愛羅、みんな、今日はありがとうございました!
勇気を出して伝えて、良かったです。大好きですよ!」
そう言うと、彼女は嬉しそうな笑顔を見せてくれました。
「うん、私もだよ」
とリリィも微笑んでいました。
私達の絆はより深まりました。
これからもこのメンバーで頑張っていこうと思います。
それから数日後、私達はついに魔王城へと辿り着きました。
そこで待ち構えていたのは、四天王の一人でした。
彼女の名前はヴェルフといいます。
彼女は背が高く、とても美しい女性です。
ですが、その力は凄まじく、一瞬にして私達を追い詰めていきました。
しかし、アレシアが敵の動きを封じてくれたおかげで隙が生まれました。
そのチャンスを逃すまいと私は魔力を溜め始めます。
そして、必殺の魔法を放ちました。
「炎神の豪火!」
巨大な炎がヴェルフを包み込みます。
彼女は苦しそうに呻き声を上げていましたが、やがて力尽きてしまいました。
これでようやく四天王の一人との戦いに決着がついたのです。
「やっと勝てたんですね」
リリィが安心した様子で呟きました。
他の少女達も頷いています。
「そういえば、他の四天王は何処にいるのでしょうか?」
「うーん、分かりませんね」
私が尋ねると、リリィが首を横に振りました。
他の少女達も同じような反応でした。
どうやら彼女達にも分からないようです。
ですが、まずは魔王を倒すことが先決です。
なので、私達は先に進むことにしました。
しかし、この選択が後に私達を苦しめることになるとは知る由もありませんでした。
四天王の一人を倒した後、私達は更に奥へと進んでいきました。
そうすると、そこに一人の魔族が現れました。
その魔族は黒色の鎧を着ていましたが、その姿はまるで悪魔のようでした。
彼女は私達を見ると、ニヤリと笑みを浮かべます。
そして、そのまま襲い掛かってきました。
咄嵯に身構えましたが、相手の攻撃は素早くて避けることができませんでした。
しかし、リリィとルティアが守ってくれたお陰で助かりました。
しかし、その後も彼女達は攻撃を防ぐのに必死で反撃できそうにありません。
そこで、私は単身で攻撃を仕掛けることにしました。
まずは相手の攻撃を防ぎつつ、隙を見つけるために様子を伺います。
そうすると、今度は魔法を使ってきました。
しかも、それがかなりの高威力で厄介でした。
私はそれを防御魔法で防ぐのですが、同時にどんどん体力を削られてしまいます。
このままではまずいと思った矢先、アレシアが援護射撃をしてくれました。
それによって一瞬ですが隙ができました。
その隙を狙って一気に攻め込みます!
私が放った渾身の一撃により、見事相手に致命傷を与えることができました。
ふぅっと息を吐くと、アレシアが声を掛けてくれました。
「愛羅、お疲れ様です。とてもかっこよかったですよ!」
彼女は優しく微笑んでくれます。
その笑顔が嬉しくて、思わず頬が緩んでしまいました。
その後、私達は次の四天王が待つ部屋へと向かいました。
そうすると、そこには一人の女性が佇んでいました。
彼女は私達に気付くと、ニヤリと微笑みます。
その笑みはとても妖艶で美しく見えましたが、どこか危険な雰囲気を漂わせていました。
彼女の名前はミレイナといいます。
しかし、見た目とは裏腹に性格は邪悪そのものでした。
彼女は次々と魔法を放ちますが、リリィ達が協力してそれを防いでくれました。
しかし、彼女達の魔力も限界に近づいています。
このままではいずれ負けてしまいます。
そこで私は一か八かの賭けに出ることにしました。
私が囮になり、その間にリリィ達に魔法を放たせるという作戦です。
私の提案を聞いた彼女達は少し心配そうな表情をしていましたが、最終的には納得してくれました。
そして、私は彼女に向かって走り出します。
そうすると、案の定彼女は私を狙って攻撃を仕掛けてきました。
それを何とか回避しながら、リリィ達のところまで辿り着くことに成功しました。
ここから反撃開始です!
まずはアレシアが炎を放ちます。
それに続いてルティアも魔法を放ちますが、ミレイナはそれを軽くいなしてしまいました。
その後も私達は必死に攻撃を続けますが、相手の防御は硬くなかなかダメージを与えられません。
そんな時でした……突然ミレイナの動きが止まったのです。
何があったのか不思議に思っていると、彼女の身体が徐々に黒く染まっていきます。
やがて全身が真っ黒になると、不気味な笑い声を上げ始めました。
その姿はもはや人間ではありませんでした。
それからというもの、彼女は暴走を始めました。
その力は凄まじく、一瞬で私達を追い詰めていきました。
しかし、リリィ達が動きを止めてくれたおかげで、私は魔力を溜めることができました。
そして、必殺の魔法を放ちました。
火神弾!
眩い光と共に放たれた一撃は、彼女に命中しました。
しかし、それでもまだ倒せません。
今度はアレシアが魔法を使って足止めをしてくれました。
その間に私は魔力を溜め始めます。
そして、再び必殺の魔法を放ちました。
炎神の豪火!
先ほどよりも更に強力な炎が彼女を包み込みます。
それからしばらくの間、彼女は苦しんでいましたがやがて力尽きてしまいました。
ようやく四天王の一人を倒すことができました。
ですが、まだ魔王が残っているため安心できません。
気を引き締め直して次の部屋へ向かいました。
四天王を倒した後、私達は残りの四天王の二人が居るお部屋へと向かいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます