美少女最強七人と私~私達は平等と公平を与えます~
一ノ瀬 彩音
第1話 愛羅と彼女達との出会い
白崎愛羅は、どこにでもいる普通の女子高校生だった。
しかし、ある時、目が覚めるとそこは見たこともない森の中で周りには美しい少女達の姿があった。
その少女達は、自分が神様から力を授かった選ばれし者だと語り、一緒に世界を救ってほしいと頼んできた。
愛羅は最初は戸惑ったものの、彼女達の真剣な眼差しを見て、自分も覚悟を決めた。
その後、愛羅は彼女達と共に魔王を倒す旅に出ることになった。
そうして、愛羅と彼女達は此処から一番近い町へと向かっているのです。
道中、魔物に襲われたりしながらも、愛羅達は着実に進んでいきます。
そして、遂に町へと辿り着いたのです。
「やっと着きましたね、とても長い道のりでした」
「えぇ、でもこれでやっと休めるわ」
「そうですね、では早速宿を探しましょうか」
そうして、私達は町中へと入っていきました。
「いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました!」
元気な声で出迎えてくれたのは、可愛らしい女の子でした。
どうやらこの宿屋の看板娘みたいです。
名前はサラさんというそうです。
彼女は私達を見ると、目を輝かせて駆け寄ってきました。
「あの、もしかして冒険者の方ですか?」
私は彼女の勢いに圧倒されながらも、頷きました。
そうすると、さらに興奮した様子で話し始めました。
「すごい! 本物の冒険者さんなんですね!
あっ、すみません、つい興奮してしまって……実は私、ずっと前から冒険者の方に憧れていたんです!」
そう言うと、彼女は恥ずかしそうに顔を赤らめました。
そんな様子を見て、私も自然と笑顔になっていました。
それから、彼女に案内されるがまま、私達は部屋に通されました。
部屋は広く、ベッドもふかふかで快適そうでした。
「ありがとうございます、サラさん。助かりました」
私がお礼を言うと、彼女は嬉しそうに微笑みました。
「いえいえ、こちらこそご利用いただきましてありがとうございます!
それでは、ゆっくりお休みください!」
そう言って、彼女は部屋から出て行きました。
私達は一息つくと、荷物を置いてベッドに腰掛けました。
そうすると、すぐに眠気が襲ってきました。
今日は色々なことがあったので、疲れてしまったみたいです。
でも、まだ寝るわけにはいきません。
私にはやるべきことがあるのですから……そう思いながらも、瞼はどんどん重くなっていきます。
結局、私は睡魔に負けてしまい、そのまま眠ってしまいました。
翌朝、目が覚めると既に日が高く昇っていました。
どうやらかなり長い間眠ってしまったようです。
そういえば、私達は出会ったものの、自己紹介すらしてないですし、ここに居る美しい少女達の名前も知りません。
なので、私はこう言うのです。
「あの、自己紹介しませんか?」
「自己紹介?」
そうすると、一人の少女が首を傾げました。
「はい、お互いのことを知るためにも、まずは名前からと思いまして……」
私がそう言うと、他の少女達も納得してくれたようでした。
そして、順番に自己紹介が始まりました。
まず最初に話し始めたのは、金髪碧眼の少女でした。
彼女は自信に満ちた表情でこう言いました。
「私はアリスと言います! よろしくお願いします!」
次に話し始めたのは、黒髪ロングヘアの少女です。
彼女は落ち着いた口調で話し始めました。
「私はリリィと申します」
次は銀髪ショートボブの少女です。
彼女は少し緊張した様子でこう言いました。
「わ、私の名前はユアと言います……よろしくお願いしましゅっ!」
噛んだー!
次に話し始めたのは、茶髪ショートボブの少女です。
彼女は恥ずかしそうにしながらも話し始めました。
「私は、サラと言います。よろしくお願いします」
次に話し始めたのは、金髪ロングヘアの少女です。
彼女は落ち着いた口調で話し始めました。
「私はアレシアと申します。以後お見知りおきを」
次に話し始めたのは黒髪ロングヘアーの少女です。
「私は、ルティアと申します。よろしくお願いします」
次に話し始めたのは、銀髪ロングヘアの少女です。
彼女は落ち着いた口調で話し始めました。
「私は、ルナといいます。よろしくお願いします」
「私は愛羅といいます、皆さん、よろしくお願いしますね」
「はい、よろしくお願いします!」
こうして、私達はお互いに自己紹介をしました。
その後、私達は宿を出て町を見て回ることにしたのです。
まず最初に訪れたのは、この町で一番大きな建物でした。
どうやらここが冒険者ギルドらしいです。
中に入ってみると、冒険者と思われる人達がたくさんいました。
皆さん強そうな方ばかりで少し緊張してしまいますが、勇気を出して話しかけてみることにしました。
「あの……すみません」
そうすると、一人の男性がこちらを向いてくれました。
彼は笑顔で話しかけてきてくれました。
「こんにちは! 何か御用ですか?」
私は彼に事情を説明しようとしましたが、上手く言葉が出てきません。
そんな時、リリィが代わりに話してくれました。
彼女は私と同い年なのにしっかりしています、尊敬します。
それからしばらく彼と話をした後、私達は宿に戻りました。
次の日の朝、私達は冒険者ギルドに向かいました。
そこで、私達に合ったクエストを探すためです。
そうすると、ちょうど良さそうな依頼を見つけました。
内容は、最近現れた魔物の調査と討伐でした。
報酬も悪くないですし、これなら安全にこなせそうです。
早速依頼を受けると、私達は町を出て調査を始めました。
最初は順調に進んでいましたが、途中で道に迷ってしまいました。
幸いにも近くに洞窟があったので、今日はここで野宿することにしました。
翌朝、目が覚めると既に日が高く昇っていました。
どうやらかなり長い間眠っていたようです。
しかし、まだ肝心の魔物は見つかっていませんし、食料もありません。
このままでは飢え死にしてしまいそうです。
そんな時、リリィが言いました。
「あの、皆さん、私に任せてください!」
リリィがそう言うと、彼女は目を閉じました。
そうすると、彼女の身体が光り始めました。
そして次の瞬間、目の前に大量の果物が現れたのです。
私達は驚きながらもその果実を食べ始めました。
とても甘くて美味しいです!
その後、私達は順調に進んでいきました。
そしてついに魔物を見つけることができました。
しかし、その魔物はとても強そうでした。
私達だけでは倒せそうにありません……ですが、諦めるわけにはいきません。
私は覚悟を決めると、剣を構えます。
他のみんなもそれぞれ武器を手に取りました。
そして一斉に攻撃を仕掛けます。
「行きますよ……フラムバレット!」
リリィが呪文を唱えると、炎が魔物を包みました。
効果があったようで、魔物は少し怯んだようでした。
私はその隙に間合いを詰め、一気に攻撃を畳み掛けます。
そうすると、魔物は倒れてしまいました。
私達は喜びのあまり、飛び跳ねながらハイタッチをし合いました。
そして、改めてその強い果実に目を向けました。
いったいどのような味がするのか楽しみです……実際食べてみると、とても美味しかったです。
それからしばらくの間、私達のおやつとしてその果実を食べていくことになりました。
「あっ、そういえば、リリィ達に聞きたいことがあったんですけど……」
私はふと気になったことを彼女達に尋ねました。
そうすると、彼女は笑顔で答えてくれたのです。
「はい、なんでしょう?」
彼女の笑顔を見ると、何故か胸がドキドキしてきます……どうしてでしょうか?
そんな疑問を抱きながらも、私は質問を続けます。
「えっとですね、その……リリィ達って強いですよね、何故ですか?」
「えっ、私達がですか?」
彼女は驚いた様子で聞き返してきました。
私は頷きながら答えます。
「はい、リリィ達はとても強いと思います」
私がそう言うと、他の少女達も同意してくれました。
そうすると、彼女は少し考えた後、こう答えてくれました。
「そうですね……私達は神様から力を授かった選ばれし者だからだと思います」
それを聞いた瞬間、私は驚きました。
まさか彼女達が神様に選ばれた存在だったなんて思いもしませんでしたから……でも、納得しました。
彼女達が特別な力を持っているのは、そのためだったんです。
「なるほど、そうだったんですね……すごいです!」
私がそう言うと、彼女達も嬉しそうに微笑んでくれました。
その後、私達は果実を食べながら楽しく会話をしました。
「そうだ、そろそろクエストの報告に冒険者ギルドへ行きませんか?」
「あっ、そうですね! 行きましょう!」
私達は冒険者ギルドに向かいました。
そこで、依頼完了の報告と報酬を受け取りました。
それから、宿に戻ってゆっくり休むことにしました。
次の日、私達は次の町に向かうために旅立ちの準備をしていました。
そうすると、アレシアが話しかけてきました。
「あの、皆さん、ちょっといいですか?」
私達は彼女の方を見ました。
彼女は少し緊張した様子でしたが、意を決したように話し始めました。
「実は私、皆さんに隠していたことがあるんです」
そう言うと、彼女は深呼吸をしてから続けました。
「実は私……そのですね、同性愛者なんです!」
「え、えぇ!?」
私達は驚きのあまり、声を上げてしまいました。
まさか彼女が同性愛者だったなんて……でも、不思議と嫌な気持ちはしませんでした。
むしろ、仲間が増えたみたいで嬉しいくらいです。
「えっと……つまり、アレシアは男性ではなく女性が好きなのですか?」
私がそう聞くと、彼女は頷きました。
そして、恥ずかしそうにしながらも話し始めます。
「はい、実はそうなんです……」
それからしばらく彼女の話を聞いた後、私達は彼女を受け入れました。
そうすると、他の少女達も口々に言いました。
「私も同じです」
と……どうやら彼女達も同じような悩みを抱えていたようです。
それが分かった瞬間、私達は一気に打ち解けることができました。
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