第7話

「そっか、良かったな俺ので」


「・・・でも、お兄さんがくれた消しゴムだし」


「・・・良かったよ。それでも」


「なんでよ、お兄さんがくれたものでしょ!!あげた人も嬉しいから大切にするのは大事だぞって、お兄さんが言ったんじゃん」


「そうだぞ、よく覚えているな。」

そして、お兄さんは抱きしめる。


「そう、優がなく程、大切にしてくれたんだ。それほど、大切にしてくれたことが分かって、お兄さんは嬉しいんだ。」


「お兄さん」


「消しゴムは安いしお金はかからない。だからまた買い直せばいい。俺も今回のことはすげぇ悔しい。でも優の良いところを見つかって俺は同時に良かったと思った」


お兄さんの言葉が耳に入る。ただ辛い地獄のような虐められている俺のことこうやって褒めてくれるのはお兄さんだけだ。


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