第6話
「春!!」
「・・・」
完璧に無視されている。
春とはクラスの中で夏と同じくらい仲が良かったから、ショックがデカい。
ーーー
「夏!!」
「・・・」
夏も同じだった。それところか、
夏は俺の方を見る。その手には俺のお気に入りの消しゴムを持っており、それをゴミ箱に捨てていた。
「・・・!!」
怒りそうだった。でもお兄さんに言われてる。そんな時は、辛くても我慢してくれと、お兄さんが褒めてあげるからと、
俺はゴミ箱に入ってる消しゴムを取ると、既に中身は半分におられてボロボロだった。
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