第2話.起動、

町中を歩く

桜とのじゃんけんに負け、染鞠の手伝いでおつかいだ

スマホで気温を見る

マイナス32度

相変わらず冷凍庫状態の日本

厚着に厚着を重ねないとまじで寒い

最近発売されたスマホがチタニウムでCPUの熱そのまま伝えて爆熱らしい

暖房器具として買おうかしら

買わんけど

近所のスーパーに付いた

もやしが10円だと…

日本は中国開発の例のソフト、

それを改造して一般的なPCでも使えるように魔改造して売出し

景気が良くなった

その結果 物が安い

物を買い

スーパーを出る

やべぇ糞重い

インドアにコレはキツイ

家の帰路につく

寒いのに太陽は眩しいの意味分からん

火曜日の昼住宅街なので人は少なめ

といってもおば様方が井戸端会議をしている

「ちょっとお嬢ちゃん」

それにしてもこんな量の肉と野菜使いきれんのかよ

「ちょっとねぇそこのお嬢ちゃん」

てか何キロなんだ

「お嬢ちゃん!!」

「え?ぁえ?」

知らないおじさんがいきなり私の肩を掴んできた

「なんですか!変態ですか?」

「今何歳?」

「え?14です」

「学校は?」

「行ってないです」

「不登校?」

「えぇまぁ」

「いじめかなんか?」

「イヤ、企業でエンジニアとして働いてるので、学校行く暇ないんですよ」

「は?」

「え?」



家に帰り着く

重かった〜

「おかえり〜」

そう染鞠が言う

今日は火曜で食堂は休み、

「ありがとね〜」


私は部屋に戻る

部屋にはpcからコードが繋がれた腕輪

モニターにはメーターがゆっくり左から右に動く

その上に数字が67%と書かれている

「全然まだか」

コレが終われば私はバグと戦える

バグはあまり兵器は効かない

そこで私はバグを直せば良いそう考え作ったのは

コネクトギア、そう呼ばれる機械を作った

どや

仕組みとしてはコンピューターに体を接続するという

厨二心くすぐる物を作った。

と言っても一度も起動したことないけど。


「あ〜〜〜〜」

唐突に染鞠がさけぶ

「どしたんですか?」

「豆腐」

「へ?」

「豆腐買い忘れてますよ」

「すいません、買い言ってきます」

「いいよ、また補導されてもあれでなので」

「もしかして怒ってる?」

「イイエ」

染鞠さんは多分怒っている

「私も行きます」

そう桜が言う

「なにか買うの?」

「嫌、なんとなく」

桜と染鞠は買い物へ行った

私はPC画面を見る

100%

ついにプログラムのダウンロードが終わる

やったで



私と染鞠はスーパーに向かう

「それにしても、葵珍しく忘れ物してたね〜」

「そうだね〜」

「染鞠怒ってる?」

「え?まさか〜桜の目にもそう見えてるの?」

「まぁ」

「全く怒ってないよ〜忘れ物くらい葵もするよ〜」

その時だった

ウ〜〜〜〜

サイレンがなる

「え?なに?」

「桜コレ非常事態の時なるサイレンだよ、バグが出たんだよ!!」

「え???」

ドン〜〜

家の方向で爆発音がなる

「葵!!」

家の方向で爆発音そこからバグが来る

「桜、家の方向ってだけだよ?にげよ?ね」

「でも‥」

もし、ホントに家のなら葵が、

眼の前からバグが少しずつ近づいてくる

「早く!!」

染鞠の声で我に返り急いで逃げる

はぁはぁ

逃げる、染鞠が私の手を掴んで引っ張る

バグが角から三匹出てくる

そのまま私達を殴ろうとした、その時

ドン

バグにゴミ箱がぶつかる。

「なに?」

周りを見ても何もない。

少しすると今度は包丁?が飛んでくる。

「糞がよーーー」

そして拳が飛んでくる。

その拳は大きく甲には電気回路の基盤?が飛び出ている。

拳の繋がっている前腕はとても太く、パイプや雑についた鉄板がある。

そんな腕の先には葵がいた。

見た目としては、両腕に同じような拳、そしてそこからケーブルが背中のバックパック?につながっている。

葵は横にあった、酒瓶を思いっきりバグに投げる、があまり効いていないようだ。

「やっぱり、こんなんじゃ、だめなのかな?」

そう葵がつぶやくと遠くから声がする

「仕方ありませんって、こんな、即急ひんじゃぁね」

そう声のする方を見ると、メイド服姿の少女が居た。

少女はバグを引きずっている。

すると少女はバグを思いっ切る振り上げ、バグに切りつける。

すると二体のバグは両方とも消滅した。

と言っても、まだ大量のバグが前からくる。

「どうしますか?、今の私たちの性能じゃあの量捌ききれませんよ?」

そう少女がいう。

「どうする言ったって....あれ、使うか?」

そう葵がいう

「ちょっと、私を置いてけぼりに」

「そうだよ葵ちゃん」

そう染鞠が言う

「あとで、説明するから!!」

そう葵が叫ぶ。

葵はそのままの声量で叫ぶ

「オーバークロック」

すると葵の体から煙が出る。

「1分ですからね!!」

そう少女が叫ぶ。

すると葵の纏っていたものが破裂して宙に浮かぶ、でも落下せずそのまま空中に残っていた。

「何が、」

そう私が呟く。

宙に浮いたパーツは形を変えて葵に再度付く

腕は前よりスリムに、だが何処か機械的、

基盤が見え、コードも丸出し。

またプロトタイプのロボットって感じ

葵は足に手をやる、足には銃がぶら下がっている。

葵はその銃をバグに向ける。

バン

葵は引き金を引く。

大きな音、大きな火花を立てて銃弾はバグにあたる。

バグは一体、二体と消えていく。

玉切れ、のような物は無いらしく、次々と倒していく。

葵は、もう一つ銃を取り出し、少女に投げ渡す。

少女は銃を掴むと走り出しそのまま床を蹴り上げ高く飛び跳ねた。

宙からバグを打つ。

バグはどんどん溶けていき、数を減らし最後の一体になった。

葵は銃を投げ、ナイフを取り出しバグに刺す。

刺すとバグは大量の文字?を吹き出し消えた。

葵はナイフを手から離す。

葵の纏っていた物が消え倒れる。

〜〜〜続く〜〜〜


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