#girl’s program

菓子月 李由香

始まり

第1話.最後の日常

2005年3月4日 中国

一つのIT会社があるソフトを開発した

世界模拟工具日本語訳で世界シュミレーションツール

シンプルな名前だが世界をすべてシュミレーションできるというソフトだった

そこからすべてが始まる


2031年3月某日

大量のPCの横に座る少女

髪は首の後ろを隠すくらいの長さ

14歳の少女

名前は白機しらき あおい


ヘッドホンを付け大量にあるPCモニターを眺める

「あれ〜」

モニターには大量の文字列

プログラムを書いている

「何でここでバグる?」

少女はプログラマーだ


部屋の角にあるテレビからニュースが聞こえる

『本日早朝、汚染区域が発生しバグが出現しました』

バグ

この世界のエラーによって現れる生物

無差別に人、動物、建物を攻撃する

2005年に出来たシュミレーションソフトが原因とされている

世界はプログラムで出来ていた

唐突になに?そう思うかもしれないが

ソフトを開発した人が言っていた言葉だ

それが語る通り

世界はプログラムだったシュミレーションとかではなくただただプログラム

宇宙の外は電子の世界だったそれだけのこと

それを知った開発者は世界をコピペしてソフトを作ったらしい

その過程で小さなエラーが起きバグが出来た。




「出来た」

私は体を伸ばしそう叫ぶ

2年前の春から作っていたソフトが完成したのだ

名前はイロ、AIだ

画面にはメイド服を来た少女が写っている

我ながらよく出来たと思う

ガチャ

ドアが開く音と共に一人の女の子が入ってきた

花峰はなみね さくら同居人だ

長く腰まである白い髪の毛が特徴の子

4年前私が10歳のときに同居を始めた

私とは3歳差

現在17歳で私のお世話係

「コレで家の会社でソフトがだせるよ〜」

私は桜の経営してる会社のSEをしている

私がプログラムをワンオペで作っている

凄くない?

労基大歓喜の事案だよ

「今更ですけどこんなに高性能なAIを作れる14歳って何なのよ」

「え?今更ですか?」

私がプログラミングに手を染めたのは5歳の時

おじいちゃんがプログラマーでその影響で始めた

8歳でアマチュアコンテスト優勝する程度にはプログラミングできる

他にも電気工作のコンテスト、ハッキングのコンテストでも優勝した

電気関係ならどんと来いや!!


「じゃご飯食べに行こうか」

そう桜が言った

「わ〜い」

そう言うと私達は1階へ降り

玄関を出る

外には電光掲示板が遠くで新しく出来たVRについて広告し

また別のところではPC部品の広告がプリントされた看板の乗った200階建てのビル

我が家を見てみる空高くに伸びるビル

私達はこのビルの7階の一番奥の部屋に住んでいる

「今日も寒いね〜」

そう桜が言う

ポケットからスマホを取り出す

好きなアニメキャラの壁紙の上に大量のアプリが表示される

そこからお天気アプリを選ぶ

「気温マイナス45度」

「寒いね」

「うん」

地球温暖化どうしたというレベルで地球は寒くなった。

ここ東京でも雪が積もるレベル

夏でも10度を超えない

大変お寒うございます


私達は駅へ歩き始める

行きつけの食堂は徒歩で15分くらいのところにある

「あ〜おでん食べたいな〜」

空を見ると月が浮かんでいる。

世界は2005年を堺に変わった

汚染区域と呼ばれる人間の入ることの出来ない場所からバグが出てくる

その上この寒さ。

「そういえば葵ちゃんって、背が小さいよね」

「厶」

確かに私は139センチと背が小さい

でもそれはまだ成長期じゃないだけだから

少しして行きつけの食堂

食堂はなまるにつく

中に入ると

「いらっしゃ〜い、あ!桜と葵ちゃんじゃん!」

そう言うおねーさんが居た

20歳の女性で

髪が長く桜ととても似ている違うところは胸のサイズ

おねーさんのほうがデカイ

名前は花峰はなみね 染鞠そまり

桜の実のおねーさんだ

「今日は何にする?」

「おでんでお願いします」

そう私が言う

「桜は?」

「んじゃ同じやつ」

ここに来る理由はシンプルで19時丁度に閉まるのだがその後に来れば

タダでご飯が食べれるためだ、家族割ってやつ

「染鞠さんも同じ家に住んでいるはずだが基本的に食堂で寝泊まりしている

曰く『最近治安が良くないから』とのこと

少しすると

おでんの入った鍋が来る

3人で机を囲んだ

桜:「最近の寒さどうかしてるよ」

私:「まぁPCには厳しいですね」

桜:「え〜暑すぎよかいいでしょ PCには」

染鞠:「私も暑いよりもいい気がするけど」

桜:「だよね!」

私:「温度差で結露起こしてPCがオジャンです」

桜&染鞠「あ」

私:「早く食べないとおでん冷えますよ」

私と桜はご飯を食べた後少し食堂でゆっくりした後

マンションへ帰る


宅配ボックスを確認するとおじいちゃんから届け物が

北海道から届けたのかよ

もちろん海は凍っている

基本空路で運ばるが空にはバグが飛んでることがあるのでここまで来たのは奇跡近い

まぁ陸路あるけど

部屋に戻る

パソコンデスクにダンボールを起き

開ける

そこには、部品が入っていた

「コレで戦える」

私は確信した

〜〜〜続く〜〜〜


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る