第152話 両親との対話
新規小説を出しました‼良ければ見ていって下さい‼
https://kakuyomu.jp/works/16818093072805970835/episodes/16818093072806959875
「私が悪いことをしてしまったのは十分理解しているわ。だから今日は叶斗と直接話をしに来たの。メールとかでやり取りするよりも、しっかりと気持ちが伝わるでしょ?」
「それはそうだけど…」
「積もる話はお互いあるかもしれないけど、そろそろ本題に入らせて頂戴。叶斗…私とお話しましょう?」
「そうだね。俺も父さんと母さんと話をしたいことがあるから。特に母さんとは話をしたいんだ。父さんとは前回話をしたからね。今回は母さんと話をしたかったんだ。」
「私も貴方と話をしたかったわ。いろいろと話をしたかったからね。どうする?私から話をしようか?それとも、貴方から話をする?」
「う〜ん…いいや話したいことはあるけど、まずは母さんの話を聞かせてよ。母さんの話を聞いて、それから俺の話も聞いてもらうってのでどう?」
「分かったわ。それじゃあ私から話を始めましょうかね。まずは今までのことを謝らせて頂戴。あの時信用してあげられなくてごめんね。」
「…わかった。今までのことを水に流すことは出来ないけど、取り敢えずお互いに話をする所から始めよう。」
「えぇ。」
「…母さんや父さんが俺の事を信じ切ることが出来なかったのも分からなくはないよ。そう考えられてもしょうがないようなことをやらかしてきたわけだからね。」
「…」
「でもさ、あの時だけは信じてほしかったな。あの時のは今までとは次元が違ったでしょ?今までとは違って一歩間違えれば大きな問題に発展していたかもしれないんだよ。あんな状況になって子供がまず頼るのは、親なんだよ。だからこそ何があってもそこだけは助けてほしかった。」
「…そうね。あの状況でいくら信じるのが難しかったからと行って、それで貴方のことを突き放すようなことをしてしまったのは良くなかったわね。あのときの選択は今でも後悔しているわ。あの時、もっと上手くやっていればこんなことにはならなかったと思ってるわ。」
「もっと上手くやっていればって?つまり俺の事を信用して助けようと動いていればってこと?」
「簡単に言えばそういうことになるわね。でもそんな簡単な話じゃないのも分かってるわ。貴方にとっては一生消えない傷になってしまったわけだし、私達が何かを言うことはできないわ。」
「俺の意見としては、先程も言った通り父さんと母さんにだけでも信じてほしかったってのが一番かな。勿論あの時、俺の事を信用するだけの材料がなかったことも分かる。だから、信用されなかったのも分かる。」
母さんは視線を机に向けたままで、終始俺とは視線を合わせようとしなかった。
「母さん。俺はこれ以上何かを言っても意味がないと思うんだ。だから俺は母さんのことも、父さんのことも許すよ。でも、なにもかも昔のように行くとは思えないけどね。」
「それはそうね。私達が壊してしまったものね。そもそもこんな事になる以前に、貴方のことを見捨てるような発想に至ってしまった私達が悪いのよ。貴方はもうこれ以上、なにも気負わなくていいわ。」
「…別に気負ってないよ。父さんも何か話たいことある?メインで話をするのは母さんとだけど、父さんも何か言いたいことがあれば言ってくれていいよ。無視したりとかはしないから。」
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※以前より告知していたリメイクverの作品を投稿しました‼
こちらのリンクから飛べるので是非見ていってくださいね‼
https://kakuyomu.jp/works/16817330668061640796
お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!
今日も見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
当分は深夜に投稿することになると思います…
若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです
ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!
リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜
10~
なんか会話ばっかりになってしまってすみませんでした…
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