第148話 両親

それから数日が経った。俺はおじいちゃんに呼ばれ、1階に降りてきていた。おじいちゃんいわく、今日の午前中に両親が来るそうだ。


それとすこしイレギュラーな事態が発生した。愛華話し合いに参加したいというのだ。勿論最初は俺もおじいちゃんも渋っていたが、愛華の目があまりにも真剣だったため許可することになった。


「ねぇおじいちゃん。本当に愛華も話し合いに参加させるの?」


「あぁ。本当なら叶斗と儂だけで話をしようと思っていたが…まさかこんな風になるとは思ってもいなかった。」


「それは俺もだよ。まさか愛華が話をしたいって言い出すとは思ってなかったからびっくりしちゃった。」


「まぁ愛華にも思うところがあるんだろう…なにせあの子も叶斗並に苦労したからな。勿論あの子にだって両親に文句を言う権利はある。あの子がどれだけ苦労しているのか、儂からも言ってやらないと駄目だな。」


おじいちゃんは続けてこういった。


「さて…午前中に来るとは言っていたが、結局いつ来るのかを具体的に教えてほしいよな。」


「それはそうだね。いつ来るのかを教えてくれないと、こっちも用意のしようがないしね…」


「そうだな。事前に用意はしているが、先に教えてくれたほうがわかりやすいな。まぁ流石のあいつらでもこっちに来る一時間前くらいには連絡をよこしてくれるだろう。連絡してこなければその時はその時だな。」


「はは…流石に連絡してくれるよね?」


「儂も連絡してくれるとは思っているが…もしかしたら連絡をしてこない可能性もあるな。」


そして時間が経って10:00を迎えた。おじいちゃんが少し苛立っている気がする。


「あいつら…連絡をさっさとよこさないか‼」


「落ち着いて。多分もうそろそろで連絡してくれるんだと思うよ。」


「そうかな…本当に連絡してくれると思うか?」


「してくれると思うよ。流石にあの人達だって連絡を事前に取ることくらいはしてくれるでしょ。」


そう考え、その後も数分待ってみたが…結局連絡が来ることはなかった。しかし最後に時刻を確認した1時間が経った頃…ようやく電話がかかってきた。


電話はおじいちゃんの方にかかってきた。おじいちゃんはすぐに電話に出た。


「もしもし。今何時だと思っているんだ。午前中に話をするんじゃなかったのか?」


おじいちゃんは俺に配慮してくれたようで、スピーカーにしてくれた。


『そのつもりだけど…何か問題でもあった?もし問題があるんだったら午後にずらすけど大丈夫?』


「そこじゃない。儂が聞きたいのは、午前中に話をするという風に聞いていたのにどうして一報もいれなかったんだということだ。説明をしろ。」


『えっと…確かに午前中に話をするという風には言ったけど、そんなに早くは行けないよ。まだ11:00を少し回ったくらいじゃん。だからまだ大丈夫でしょ。』


「はぁ…普通午前中に話をするということなら、最低でも朝の速い時間帯に電話でもメールでもするべきじゃないか?」


『うっ…それはそうだけどさ。確かに話はしておくべきだった…ごめん。』


「ごめんじゃないだろ。しっかりと事前に話をしろと昔も言っただろう‼」














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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!


今日も見てくれてありがとうございます!!

小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


当分は深夜に投稿することになると思います…


若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです


ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!


リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜



10~




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なんか会話ばっかりになってしまってすみませんでした…

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