第142話 落ち着いた行動を…

「結局何をすれば良いんだ。二人で謝りに行ったところで、父さんに一言『もう良い。』とでも言われたら、そもそもそれは成立しないぞ。」


「そこはしっかりと考えておくわよ。今は取り敢えず変な行動をしないで。落ち着いて行動して頂戴。今焦って変に行動を起こされる方が面倒くさいわ。」


「…わかった。もう勝手に行動をしないって約束する。」


「ありがとう。それじゃあしっかりと話を合わせておきましょう。まずあの子とはどれくらい話したの?」


「そうだな…確か30分も話していないはずだ。正直、そんなに話をしていない気がする。俺から謝罪をして、それをあの子が反応して終わりって感じだったはずだ。」


「そう…だったらまだなんとかなるかもしれないわね。」


「どういうことだ?」


「もっと長く話をしていたら、貴方がもう一度会いに行く必要がないでしょう?勿論それについて詳しく話を聞いてくることはないだろうけど、やっぱり相手にとっては違和感を感じるでしょうね。」


「…つまり、俺があの子と長々と話をしていたら、もっと大変なことになっていたと?」


「えぇそうね。大変なことになっていたでしょうね。あの子と長々と話をしていた場合、私達二人で話をしに行くことはほぼ不可能になっていたでしょうね。」


「…まぁ良い。それよりも、これからどうしていくつもりなんだ?」


「それを今から決めていくんでしょう‼本当に話を聞いていないのね‼まぁ良いわ…私としては、明日にでも行きたいわ。でも貴方が勝手な行動をしてくれたお陰で、それも出来なくなったわ。」


「…」


「はぁ…本当にあなたって面倒くさいのね。取り敢えず、貴方が今後の事について考えるのよ?私も一緒に考えてあげるけど。」


「…まずはいつ行くかを決めないとだな。」


「そうね…わたしたちにも予定があるし、その予定をまずは精査するほうが良いんじゃないかしら?」


「そうだな…確か今週は、いろいろと動かないといけないことがあるし厳しそうだな。」


「そしたら来週中に話をしにいきましょう。来週になれば、貴方があっちにいってから少なくとも数日は経っているわけで、多少は話をしやすいかもしれないわ。」


「なるほど。たしかに数日経っていれば、俺と話をしたことを忘れるとまではいかないもののすぐに話をするよりかは、話を聞く気にはなってくれるかもしれないな。」


「そういうことね。私達だって予定があるし、その予定を崩してまで話をしに行く必要はないと思うの。」


「それはそうだ。俺たちにだってやらなければいけないことがあるわけで、その時間を使ってまであいつに構う必要はないはずだ。こっちにだってやることがあるんだからな。」


「えぇそうよ。私達にだってそれぞれやらなければいけないことがあるの。それに私達だって工夫はしているものね?」


「そうだ。日程を調整しているし、最大限の努力はしている。すぐに謝りに行かないのだってそれもしっかりと考えがあっての話だからな。」


「はぁ…もう良いわ。もうこの話は終わりにしない?取り敢えずまた細かい話は前日とかに決めましょう?」


「あぁそうしよう。」


「…さっきは酷いことを言ってごめんね?」


「俺も話を聞く態度じゃなかったよな。悪かったよ。」








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※以前より告知していたリメイクverの作品を投稿しました‼

こちらのリンクから飛べるので是非見ていってくださいね‼

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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!


今日も見てくれてありがとうございます!!

小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


当分は深夜に投稿することになると思います…


若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです


ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!


リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜



10~




新規小説です‼よかったら見ていってくださいね‼

https://kakuyomu.jp/works/16817330668848444155/episodes/16817330668861468769




なんか会話ばっかりになってしまってすみませんでした…

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