第125話 使えそうな話題

親子の問題に踏み込む訳では無いが、それぞれの問題は追及する覚悟がある。まずは黒瀬の父親だ。黒瀬の父親は数日以内に再び記者会見を行わなければいけない。それまでに俺は1つ行動してしまえばいいだけだ。



その行動とは、あの記者会見の場に居たマスコミの中から数人選び、その人たちが所属している会社に入手した情報をはっつけるだけだ。



情報の真偽はどうであれ、マスコミとしては俺から提供された有用な情報を使わない訳にはいかないはずだ。最も提供した全てのところが使うとは限らないが、使う確率が高いというのは察することが容易だろう。



「さて…今のうちに送っておきますか。情報は大事だけど、こういうのは有効活用しないと意味がないもんね。」



俺は、あの会見の場にいた人たちのことを調べて上手いこと利用することにした。その人たちの会社に対して匿名でメールを送ったのだ。



「これで食いつくのが何社有るかだな…っと早速返信が返ってきたな。」



すぐに反応してきたこの会社は…黒瀬の父親の事を全面的に追求しているところだ。他にも色々なスキャンダルなども含めて追っているようだ。



「う〜ん…この会社はなかなか良さげだけど、少し上から物を言うような態度が嫌だな。匿名だからってのも有るんだろうけど、これをネットに投稿されたら飛び火するぞ?」



ただでさえ今の時代はネット上での発言に気を使わなければいけない時代なのだ。人を批判するような内容自体は、問題なく登校することが出来るものの、限度が過ぎたら警察のお世話になることになる。



「流石にそういったところのリスク管理はしているんだろうけど、これは些かどうかな…って思うな。まぁ良いや…今はこのメール以外も確認しなきゃいけないんだし。」



メールボックスを確認すると、すぐに送ったところから返信が来ていた。というより、こんなに早く返信が返ってきたことには驚きだ。



「…よし。これは思っていたよりも好反応だな。」



最近は大物芸能人のスキャンダルや、大企業の不正等が起きておらずマスコミやメディアも視聴率を取れそうな物を探していたんだろう。普段ならこれくらいのものであれば片手間で終わるはずだが、しっかりと解説されているほどだし。



「これは、普段よりも大きな問題になりそうだな。それに他にも色々と巻き込めそうだな。」



大きな問題になりそうだというのには理由がある。こういう何も起きていないときには些細な問題で、いつもならもっと大きな問題にかき消されるような話題でも、大きく話題を呼ぶのだ。



実際、ネット上のニュースやテレビでの報道を見ると過度にこの話題に対して反応していた。加えてそれに起因する問題にも多くの話題を呼んでいた。



普段であれば先程も挙げたような問題ばかりが話題になるはずなのだが、やはり最近は大きな話題が無いためかこの話が1番大きな話題になっているようだ。



ニュースでもブラック企業がどうたらこうたらという話がひたすら話されている。他にも、企業の問題について多数触れられており、今後大きな問題がなければこれがひたすら流されるだろう…とすら感じた。





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