第114話 マスコミの追及

『ですから、我が社は貴方が言うような社風をしておりません。』



『貴方はそのお言葉が何を意味するのかおわかりですか?貴方は先程、警察に調査を進められているともうしましたよね?今の貴方のお言葉は、警察に調査を進められている事実は肯定するものの、噂されている話は虚偽だと言うんですか?』



『えぇそうです。我が社ではそのような事実は確認されておりません。我が社はいわゆるブラック企業ではないです。それに加えてもう1つはっきり言わせてもらいます。私共は、時間をかけてでも再建します。』



『では何故再見なのですか‼罪を認めるような言い方をするのではなく、正しいことを言ってください‼我々の役目は正しい情報を伝えることなんです‼嘘の情報を言われたら困ります‼』



『だから嘘ではないと言っているだろう‼』



『ですから…』



ニュースでは会見の様子が伝えられているが、あまり良い会見が行われているわけではないようだ。なんというか…記者たちによる不祥事を起こした社長への糾弾が行われているようにしか見えなかった。



記者たちは会見の進行を行う人の話を無視して、質問を繰り返していた。フリーの人はまだ冷静なようで、席に座っているのが見れたが新聞各社等から来ている人たちは視聴率を取るためか、結構過激な言動も行っているようだ。



「どうしてそんな言動をするのやら…そんな言動をしたらそれこそ報道をすることが出来ないじゃないか。でもこれで放送をしちゃうのもおかしいよな…」



俺は少しの違和感を覚えつつも、他のニュース番組も確認していった。他のニュース番組を見ていくと結局同じような内容を報道していることがわかったため、先程のニュース番組に戻すことにした。



数十分にも及ぶ中継は、結局同じ内容を伝えているばかりで求めているような対応を確認することは出来なかった。俺としては、今後どのように対応をするのかをニュースで伝えてほしかった。



黒瀬の父親は、一気に認知度が上がって嬉しいんじゃないだろうか?まぁ認知度が上がると言っても、いい方向に上がっているというわけではないけどな…



「はぁ…結局どういう風に対策をするのかとかを話してくれないと困るんだよな…それなら、俺も自分で何かをしないと駄目だな。」



俺はおじいちゃんに相談したり、教頭先生に相談をしたりして今後どのような事をするのか決めていた。まずはイジメについての追求だ。マスコミは企業のブラックさを追求していたが、一部は息子のいじめ問題について話をするように言っていた。



いじめ問題の追求は、他のブラックさを追求しているマスコミよりもその声が強く、一部メディアでも放送されているようだった。



「いじめ問題の追求はありがたいな。この追求の動きが強くなれば、自然と問題が大きくなるはずだ。教頭先生の所に取材が来たりするかもしれないけど…それは事前に話し合っているし、大丈夫だろ。」



教頭先生とは事前に話をしてある。もし問題が大きくなって、教頭先生のところにもマスコミが取材をしてきたらどうするのかという話だ。



その時は教頭先生が一身に受けるという話だった。教頭先生は取材やらで、色々と大変な事になるかもしれないけど、それには目を瞑ってもらおう。

















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当分は深夜に投稿することになると思います…


若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです


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10~




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