第97話 中学訪問①

※主人公視点に戻します



「ふぅ…今日は中学訪問か。正直気が乗らないな…」



今日は教頭先生と直前に打ち合わせをして決めた中学訪問の日だ。中学校には正直あまりいい思い出がないので、思い出したくないというのもあるがそれ以上に明らかにしないといけないこともありそうだ。



と言っても俺は教頭先生に基本的についていくだけでいいらしい。先生たちと直接話をするのは教頭先生を含め、あちらの先生が表立って行うらしい。



そして場合によっては切原を含めて、あちらの先生たちと話をするらしい。まぁいじめを受けていた当事者がいないというのはあれなので、一応ついてきてくれという話らしい。



俺としても中学の先生にはしてやられたというか…助けてくれた覚えはないから、正直こうなるのは必然だったのだろう。もし俺がイジメの問題について高校の先生に話を持っていかなければ、あの中学校の運営はこのままで大変なことになっていただろう。



「さて…今日で解決してくれると良いんだけど…」



俺はそんな思いを抱えながら、待ち合わせ場所である中学校の校門前に向かった。教頭先生は昨日の内に話を持っていったとは言っていたけど、かなり遅い時間になっていたから少し心配だ。



でも今日で面倒事を片付けることが出来ると思うと、不思議と胸が踊った。









「ここが待ち合わせの場所だな…教頭先生は先に中に入っているのかな?」



到着したばっかりだから、全てを確認できたわけじゃないけど校門の外にはそれらしき人影はなかった。となるともう中にいるのかもしれない。もしくは車で来ると言っていたし、少し渋滞にはまっていたりするのかもしれない。



「とりあえず渋滞にはまっているという可能性を考えて、とりあえず外に出ておこう。下手に中に入ってなにか言われたくないしね…」



俺は校門を通って中に入らず、外で待機することにした。外は少し寒いが下手にこちらが話を勧めたりするのは良くないと思うので、ここで待機するのが懸命だろう。



本来ならこういうのは全部自分でするのが正しいのかもしれない。誰の力も借りずに自分だけの力で解決するのが本来のやり方なのかもしれないけど、俺はこのやり方でいい。



誰かの力を借りて解決を図る…やっぱり自分だけの力で解決することが出来るものは限られている。誰かの力も借りて解決を図るのが無難だろう。



今は教頭先生も居るし、頼れる人もいる。昔とは違う。



そんな事を考えていると、1台の車が先に到着した。その車は俺の目の前に止まると窓ガラスを開けて中の人が俺に話しかけてきた。



「やぁ黒金くん。おはっよう。気分は大丈夫かい?」



「あっ教頭先生おはようございます。教頭先生こそ体調は大丈夫ですか?」



「私の体調か?私の体調は特段問題ないよ。それよりも…もうすぐ予定時間になるのにあっちはまだ来ないんだな。もしかしてもう先に到着してるのかな?」



「少なくとも俺がここに到着してから車でここの前を通ったのは教頭先生が初めてなので、もしかするとすごく先に来てたのかもしれませんね。まぁ逆の可能性も十分にあるわけですけど…」











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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!


今日も見てくれてありがとうございます!!

小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


当分は深夜に投稿することになると思います…


若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…


恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!


他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!


さぁ…だんだんと盛り上がってきましたよ!!何やら怪しい雰囲気…これから先どうなるのでしょうか!!


ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!


リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜



25~




新規小説です‼よかったら見ていってくださいね‼

https://kakuyomu.jp/works/16817330668848444155/episodes/16817330668861468769



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