第95話 放課後の呼び出し②
「あの…本当にすみませんでした!俺等のせいで迷惑をかけてしまって…本当に…」
「その…すみませんでした。」
二人は私に向かって頭を下げてきたが、私が望んでいるのはそうじゃないんだよな…よし。ここは1つ本題に踏み入ってみるとしよう。
「あのだなぁ…私に謝罪をされても困るんだ。そもそも何の件について反省をしているのか、それすらもこちらはまだ把握しきれていないんだから、何の件で謝罪をしたのか教えてくれ。」
「…はい。その…もしかしたら教頭先生は知ってるかもしれないんですけど、俺たち理由はどうであれイジメをしてたんです。どんな事を言っても言い訳にしかならないのでそれ以上は言いません。」
「信条は悪くないんです。悪いのは俺なんですよ。だからなにか処分を下すんだったら、俺に下してください。2人分でもなんでも受けますんで…本当にお願いします。」
二人はこちらに向けて頭を下げたまま、そう私に告げた。しかしまずは情報を得なければ始まらない。彼らがどうしてすぐに白状したのか…など様々な事を確認しなければいけない。
「とにかくだ…君たちの事情を説明してもらわないと、こちらとしても何も対応できない。そこで、まずは事情を説明してくれないか?君たちがどんな事をしたのか…色々と把握しないといけないことが多いんだ。」
「分かりました。俺等が事情を説明すれば、教頭先生は行動してくれるんですか?」
「まぁ内容次第だな。とりあえず事情を説明してみなさい。」
「はい…あれはこの高校に入る前の話でした。俺と信条は同じ学校に通っていた友達なんです。でも信条とは1年の時に引っ越しで別れることになっちゃったんです。」
「なるほど。信条君。疑うわけじゃないが、君の口からも話を聞きたい。その話は真実か?」
「はい。真実です。内容に間違いはありません。」
「分かった。では話を続けてくれ。」
「別れてから数十日が経った頃…信条から連絡が来たんです。久しぶりの連絡だったので、すぐに確認しました…そこには【いじめを受けている生徒がいるどうすればいい?】という内容がありました。」
「…それは事実かな?」
「…はい。これが証拠になるはずです。」
信条君はそう言って私にスマホを見せてきた。スマホの画面には、沢山のトーク履歴があった。そのトークの相手は信条くんと荒沢くんのようだ。
「ほう…これが証拠になると?」
「えぇ。これは俺と荒沢くんのラインの履歴です。俺が送ったのはこの日ですね…そしてここです。」
「分かった。とりあえず分かった。それじゃあ話を続けてくれ。」
「分かりました。それじゃあ話を続けます。まずその後の話なのですが…イジメをしている生徒のことを俺は問い詰めることにしたんです。」
「なるほど…その話について詳しく。」
「はい。イジメをしている生徒…そいつは複数人でいつも行動しているんですけど、時々変な行動をするんです。その変な行動をしている時に俺は後をつけてみたんです。」
「変な行動?一体どんな行動をしていたんだ?」
「時折彼は複数人でいるところから抜けて、どこかに向かっていったんです。職員室に行ったというわけではなさそうなんです。」
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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!
今日も見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
当分は深夜に投稿することになると思います…
若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…
恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!
他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!
さぁ…だんだんと盛り上がってきましたよ!!何やら怪しい雰囲気…これから先どうなるのでしょうか!!
ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!
リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜
新規小説です‼よかったら見ていってくださいね‼
https://kakuyomu.jp/works/16817330668848444155/episodes/16817330668861468769
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