第87話 決着 序
新規小説です‼よかったら見ていってくださいね‼
https://kakuyomu.jp/works/16817330668848444155/episodes/16817330668861468769
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「説明責任…」
「そうだ。さっきのは確かにイジメについての説明だった。でもさ、あれだけでこっちが納得して許すとでも思ってる?」
「…許されるのには時間がかかるとは思っていた。」
「そうだよ。イジメをされた人間はさ…イジメの加害者に対して憎しみってものが湧くんだよ。簡単に言えば、自分にされたことその全てをやり返したうえで他にも制裁をしたくなるんだよね。」
「制裁?そんな事をすればお前だって酷い目に合うぞ?いくらイジメの加害者に対しての制裁だとしても、警察はそんなので軽減をしてくれたりはしないぞ‼」
「はぁ…そういうことを言ってるわけじゃないんだけどな。俺が言いたいのは、そういうことをやろうと思えばできるよって話だ。」
俺は一呼吸おいて、胸のうちにある言葉を全て吐き出していった。数分もすると相手方はどんどんヒートアップしていって暴言が飛ぶようになっていった。俺は教頭先生との打ち合わせ通り、ICレコーダーを起動していたためこの会話は全て録音されている。
そんなことは知る由もない切原及びその母親は、俺への罵詈雑言に必死なようでこれでは話し合いをすることができないというレベルにまでなっていた。
相手方の先生は困り果てたような顔をしていて、介入するつもりはなさそうだ。俺がここでなにかを言えばそれについてまた話をしてきそうで面倒くさそうだ…だが幸いにも教頭先生が介入してくれた。
「切原くんとそのお母さん。落ち着いてください。ここはあなた達の謝罪の場なのですよ?あなた達が謝罪をしたとしても、そんな態度を取られてしまうと色々とこちらとしても考えなくてはいけません。それに先程から脅すようなことを言っていますが…」
教頭先生がこちらに視線を向けてきたため、机の下に仕込んでおいたICレコーダーの事を指さしてみた。教頭先生はこちらをみて頷いてきたため、俺はそれを机の上に出した。
「先程からあなた達の言動…及び全ての会話は録音させていただいております。もしあなた達が殴ってきたりでもしたら、証拠がありませんからね…警察に相談して処理できるようにしてもらおうと設置したのですが、このような形で役に立ってよかったです。」
「っく…」
「これ以上罵詈雑言を発するようであれば、私としてはこれを警察の方に提出して正当な罰を受けてもらうつもりです。」
「…」
「そうですね…先程までしていた罵詈雑言あれについても謝罪を求めます。私に対する罵詈雑言はまだ許容できますが、黒金くんに対する暴言は認められません。そもそも謝罪をしに来たんですよね?」
「えぇそうですね。」
「でしたら相応の態度というのがあるのでは?あなたはイジメの加害者の母親ですよね?こういう言い方になるのは申し訳ないんですけど、あなたの息子さんが他人の事を傷つけたんです。その息子さんが謝るのは当然ですけど、それを諭すくらいできますよね?」
「はぁ?諭すって…」
「別に手段は問わないですよ。謝ることを諭すだけじゃなくて、親からも被害者に対して謝罪をして子供にその態度を見せるとか…いろんなことができますよ。それくらいしてみたらどうですか?先程の貴方の態度は、謝罪に来た人間の母親とは思えません。」
「そんな言い方はないでしょう‼俺の母親の事を馬鹿にしないでください。」
「馬鹿にはしていませんよ。ばかにするんだったらもっとひどい言い方だってできます。それよりも貴方も貴方で、謝りに来た人間の態度とは思えませんけどね。」
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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!
今日も見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
当分は深夜に投稿することになると思います…
若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…
恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!
他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!
さぁ…だんだんと盛り上がってきましたよ!!何やら怪しい雰囲気…これから先どうなるのでしょうか!!
ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!
リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜
後2話が終了したら、物語は動きます。
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