第56話 アメとムチ(他視点)

「いくらその愛華っていう妹さんと知り合いでも、その子はまだ中学生とかじゃないのか?もし中学生じゃないとしても、そんな事をすれば相手に警戒されるのが落ちじゃないか?」


「確かに警戒されるだろうな。でもな、警戒させるだけでも良いんだぜ?相手からすれば警戒しなければいけない対象が増えるわけだからな。簡単には会えなくても、特段問題はない。」


だってあいつの家の場所、それに今何が起きているかなんて大抵予測できる。大方あいつの親は自分の息子と娘になにかしたに違いない。


「まぁとりあえず俺に任せてお前らはお前らで次の準備を進めておけ…これからもっと面白いことになるからな。基本的には俺の指示したこと以外をしなければ良い。分かっているよな?」


「もちろんだよ。それで?俺等は一体何をすれば良いんだ?準備と言っても二つくらい計画があるだろ?そのうちのどっちから進めておけば良いのか、そこは決めておかないと俺らとしても動けない。」


「俺も同意見だ。女に暴力を振るわなくても良いんだったら、別に俺は文句はねぇよ。それで?どっちから進めるんだ?」


現在進めている2つの計画…それには必ず準備が必要だ。1つ目は先程挙げた通り家族に危害を加える方法、この場合俺自身も動かなければいけないのと俺が被害を被る可能性があるため、注意しながら動かなければいけない点がデメリットと言えるだろう。


そして2つ目の計画…これは上手いことこいつらが動けば問題ない。それにこいつらもほぼほぼ俺の思い通りに動くになってくれたわけだから、これからも遠慮なくつかわせてもらうとしよう…


「そうだね…それじゃあ2つ目の計画、君たちが上手く動いてくれること期待しているよ。君たちも上手いこと身代わりを使って、自分たちに被害が発生する可能性を下げるんだぞ。」


アメとムチ…単純だが、一番効果的な方法だ。これはどんなことにも応用でき、上位者と下位者との間で行われたり、男性が女性に恋愛で使うこともある。他にも様々なことでつかわれるが、相手を支配する上でこの上なく楽な方法でもある。


圧倒的な力で支配することも一興だが、あいにく俺にはそんな力はない。だからこうやって相手を支配していく他ないのだ。


この方法が使えるようになったのは中学生くらいの頃だったが、男女ともに簡単に引っかかってくれる。だからそいつらを使って間接的に傷つけていっても、そいつらは俺からご褒美がもらえると信じ切っている。


つまり下手に情報を喋ったりすることもないというわけだ。


「さて…それじゃあ少しばかり他人の親も巻き込ませていただきましょうか!!俺の言うことを聞いてくれる奴等はアイツラだけじゃないんだよね…」


こういうのもあれだが、俺は比較的顔立ちが整っている方だと思う。だからこそ男子よりも女子の方が扱いやすいのだ。弱い一面を見せれば相手は俺に対して少なからず何かしらの感情を見せるはずだ。そこを上手く利用することで簡単に支配下に入る。


この高校に入ってくる過程で、中学まで一緒にイジメてきた奴等と別れてしまったがあいつらはイジメというものに関して理解力が足りていなかった。だから先生に見つかり、学力があったとしても認められなくなってしまったのだ。


先生を騙すことも大事だし、親も騙さなければ隠れながらイジメをしなければいけなくなる。他にも念入りに対策を重ねることで、ようやく1人のことを貶めることができるのだ。


貶めた時、どうして自分がこんな目に合っているのかわからない…という感じの表情が俺は大好きだ。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!


今日も見てくれてありがとうございます!!

小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)


当分は深夜に投稿することになると思います…


若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…


恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!


他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!


さぁ…だんだんと盛り上がってきましたよ!!何やら怪しい雰囲気…これから先どうなるのでしょうか!!


ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!


リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る