第50話 惨状(両親視点)
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「ねぇ貴方…今月は赤字よ?この状況がずっと続いたら、お店の立て直しとか言ってられなくなっちゃうわよ?これからどうするつもりなの?」
「もちろん分かってる…でも援助を打ち切られてしまった以上、下手に店を開き続けると食材とかを買う都合上黒字にならない可能性のほうが高い…それに最近は食材費も高騰しているみたいで、飲食店はどこも赤字だそうだ…」
「でも…このまま続けていったら、どちらにせよお店をしまわないといけなくなるんじゃない?そうなったら…」
「分かってるから…もちろんそれも計算に入れているよ。今この状況で店を開いたところで、まともに客は来ない…常連さんとかは来てくれてるけど、常連さんだけじゃダメなんだ…新規をもっと取り入れないとこの業界じゃ生き残れないんだ。」
「でも常連さん以外を取り入れるためには店を開けて、色々な工夫をしなくちゃいけないんだが…店を開けて食材を仕入れたりしたら、赤字になる可能性が高い…しかし店を開けなければお客さんは来ないし、黒字にもならない…」
この状況…どうやって打開すれば良いんだ?お店を開くとなると食材費がかかり、お店を閉じていると代金をいただくこともできないため、ゆっくりと赤字が多くなっていくだけになってしまうだろう…
「くそ…どうすれば良いんだ…何か案はないか?できれば教えてくれ…俺だけじゃこの事態を解消することができそうにない…」
「もちろんよ。私達は夫婦じゃない!!困難にもともに立ち向かうってあの時誓いあったでしょ?私はいつでも貴方の味方でいるわ。それよりも案を出しましょ?」
「あぁそうだな。それで何か案はあるか?」
「一つ私に案があるわ。」
「…それは?」
「今まで通りにこの店を運用するとなると、やっぱり色々な噂だったりで客足が思うように伸びないでしょう?常連の方は確かに来てくれるけど、新しいお客さんは来ないじゃない?」
「そのとおりだが…今の時点でも相当な赤字なんだぞ?これ以上開けていたら赤字が加速すると思うのだが…」
「そうね…確かに赤字自体は発生するかもしれない。でも赤字を気にしてお店を開かないのはもっとダメだと思うの。だから赤字のリスクを考えてでも、私としてはお店を開けておいたほうが良いと思うわ。」
「…分かった。お店を開けることに関しては、俺も賛成だからな…でも赤字が酷くなればこちらが大変なことになるのは理解しているよな?」
「もちろん分かっているわ。でも、私の予想が現実になればお店が潰れることは絶対にないわ。」
「どうしてだ?」
「貴方のおじいさん…つまりお義父さんは、わたしたちに対して冷たく当たっているけどお店が潰れることは望んでいないと思うの。貴方の夢を壊したいとは思っていないはずよ。」
「確かに俺の夢ではあったけど…父さんが俺の事を支援してくれたのなんてほとんど無いぞ?それに、色々とお金だって助けてくれているし…そのお金もついこの前止められちゃったけど。」
「でもね、そうやって止めたりしているけど親としては子供の頑張っていることを応援したくなるはずなのよ…だから、こうやって厳しい状況でもお店を開け続けていればお義父さんもきっと私達のことを見直してくれるはずだわ!!」
「…よし。それじゃあ俺は材料を買ってくることにするよ。」
「えぇその調子よ!!頑張りましょう!!」
私達夫婦のことを見捨てようとは思っていないはず…お義父さんだって、心の底では私達のことを助けようと思ってくれているはず。あの子達のせいでこんな状況になっているけど…お父さんに支援をお願いするためにも、下手に干渉しないほうが良いのかな…?
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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!
今日も見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
当分は深夜に投稿することになると思います…
若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…
恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!
他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!
さぁ…だんだんと盛り上がってきましたよ!!何やら怪しい雰囲気…これから先どうなるのでしょうか!!
ジャンル区分があってるかどうかの指摘とかは随時受け付けます!!色々と修正をしながら、色んな意見を取り入れて作品を完成させたいなと思っています!!
リメイク計画も実行中ですので、よければ是非〜
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