第42話 怒り(+祖父視点)
お祖父ちゃんの怒号が下の階から聞こえてきたため、俺は自分の部屋を飛び出して下の階に向かった。お祖父ちゃんはスマホ越しに誰かに対して怒鳴っているようだった。
『儂の可愛い孫をコケにしおったやつの名前を教えろ!!儂はなぁ許せんのだ!!』
お祖父ちゃんは階段越しに俺が聞いているのか分かっていないのか、いつも以上に口調が荒い…というかいつもはすごく優しいだけに、お祖父ちゃんがすごく怒っているのがわかる…
俺はお祖父ちゃんの怒っている声はあんまり聞きたくないから、止めようかと思ったけど止めたとしても俺の見えないところで何度も電話するだろう…
お祖父ちゃんはそういう人だというのは知っているから、俺は止めないでお祖父ちゃんに任せることにした。お祖父ちゃんが怒っている原因は明らかに俺と彼女のことだろう…
彼女の両親が俺の事を殴った事に怒っているのだろうし、他にも俺が理不尽な目に合っているのが許せなかったのかもしれない。。
俺が部屋に戻っている際中にもお祖父ちゃんはずっと怒鳴っていた。お祖父ちゃんは俺を思って怒っているというのは分かってはいるのだけど…なんだか嫌な感じがした。
でもお祖父ちゃんが俺のことを思ってくれていることには感謝しかない…こうやって俺や愛華のことを大切にしてくれている人が居ることが嬉しい…
儂は孫のことを傷つけた者達を絶対に許さん…そのためにはまず情報を集めることが大切だ。情報を集めるために、まずは学校に電話をすることにした。
学校に電話すると対応したのは男の新任の教員だったらしく、あまりこういった事態に離れていないようだった。儂はすぐに他の教員を呼んできてくるように頼んだ。
そして他の教員を呼んできてくれたのだが…その教員がひどかった。
まず開口一番…儂のことを馬鹿にするような事を口にしたのだ。これが学校の教員なのか…?と疑ってしまうほどありえないことを言ってきたのだ。
『はぁ…貴方みたいな人よくいるんですよね。なんか自分の子供や孫が虐められたとかどうとか言う人…そういう人の対応するのは面倒くさいんですよ。』
こんな事を言われたら…怒らないというわけにはいかないだろう。この教員は儂のことを含めて孫のことも馬鹿にしていると言っても過言ではないだろう…
「君はそれでも教員かな?君のその発言は問題になることが分かっていないのか?それとも…nそれがわからないほど君は馬鹿なのか?」
まずはこの教員が酷いことをしていることを、とりあえず叶斗が信頼しているらしい教頭先生に相談することにしよう…
『なっ…私のことを今馬鹿って言いましたか!!私のことを馬鹿にしてただで済むと思っているのか!!』
「あぁそうだ。それと君のような人が担当していることを報告しないといけないから、教頭に繋いでくれないか?教頭に繋がないようだったら…どうなるか分かっているかな?」
儂は若干脅すようなことを言いつつも、儂は更に畳み掛けた。
「それと言わせてもらうが…儂のことを馬鹿にするようなことを言うのであれば、君も覚悟しておくと良い…儂自身が権力を持っているわけでもないし、友人に権力を持っている者が居るわけでもないが…色んな方法で君に追及をすることが出来るぞ。」
『脅しですか!!これだからこう言うことを言うやつは…本当に困るんですよね。でもまぁとりあえずは教頭先生につなぎますよ。』
そうして教頭先生に繋いでくれたのだが、つなぐまでにずっと小言を言っているのが聞こえてきた。儂のことを馬鹿にするような事を言っていることに目をつむり、教頭との話に集中することにした。
教頭はわしの話を真剣に聞いた上で、こう話してくれた。
『…かしこまりました。その教員につきましては、こちらの方で徹底的に追求を行っていきますので、ご安心ください…私としてましても彼のことを心配していたんです。彼はつらい思いをしていたのに、そんな酷いことをしたなんて…本当に許せません。』
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お陰様で恋愛週間ランキング最高2位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!
今日も見てくれてありがとうございます!!
小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)
当分は深夜に投稿することになると思います…
若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…
恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!
他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!
ごめんなさい…うまく入れず次回になってしまいました。すみません…
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