裏切られ絶望した少年の復讐譚【祝150 万PV!!】

第28話 悪意の連鎖

俺は授業をおじいちゃんの家から行うことが出来るようになったことで、外出しなくて良くなった。しかし俺の噂は他クラスにも伝わっているのだろう…見たい授業に参加したとしても教師側がそれをブロックしたり、休み時間の間にそのクラスの生徒によってブロックされてしまったりすることが多く発生した。

諦めて自分のクラスの物を見たとしても、授業の内容をまともに聞くことができないのだ。なぜなら俺が参加すると、ほとんど授業という授業が行われなくなるからだ。

参加前は普通に授業をしていても、俺が参加したとわかった途端に授業を辞めて自習にしてしまうのだ。俺は流石に腹が立ってきて教頭先生に話をすることにした。

「教頭先生!!どうして俺が他クラスの授業を見たりしようとすると教師がブロックするんですか？きちんとした理由があるんですよね？」

『何？そんな事をされていたのか？』

「はい。自分のクラス以外の所を選択して授業を見ようと思っても、先生がブロックしてきて見れないんです。一体どういう風に授業に取り入れているんですか？」

『基本的には少し前からやっているネットを使った授業だな。風邪や熱…感染症などなど様々な原因で出席停止になっている生徒への処置だな。例えばだが…感染症になっているけど、自覚症状と言うか基本的に暇になっている生徒への宿題や、休んでいる間に成績が低下しないようにするために以前からあったものだ。』

「そこについてはわかりました。では今から呼ぶ先生方と話をさせてくれませんか？」

『もちろん構わないが…だれと話をするんだ？例えばだが…一年生のクラスと二年生のクラスを同時に持っている先生や、体育等の授業を行っている先生を呼ぶ訳にはいかないからそこだけは把握してくれ。それで誰を呼ぶんだ？』

「まずは早川先生を呼んでください。早川先生にはスピーカーで教頭先生にも話が聞こえるようにした状態で話をしてもらってください。場所はどこでも構いません。」

『わかった。今すぐに呼んでくるから繋げたまま待っていてくれるか？おそらくだが…5分以内には呼ぶことが出来ると思うから待っていてくれ。』

「わかりました。5分経つまでに繋がらないようであれば、俺はこの学校についてネットで登校することにします。教頭先生みたいに俺のことを信頼してくれている人だけは助けたいとも居ますけど…こんな事言うのはどうかと思いますけど…この学校自体、もう終わりじゃないですか？」

『…そういわれてもしょうがない事は自覚している。イジメを許さないと掲げておきながら、学内で発生しているイジメにすら対処することができていないんだ…もしかしたら学校外でもっと大変なことをしている生徒もいるかも知れないのに、それすらも防止することができていないんだ。世間に公開されたら、この学校は潰れるだろうな…』

「そうですね。俺も間違いなく潰れてしまうと思います。先程も言いましたけど、教頭先生は別です。さっきは脅しのように言いましたけど、本気でするわけじゃないので安心してください。やるとしても教頭は関与していないみたいなふうに書くつもりなので。」

『…とりあえず呼んでくるから待っていてくれ。』

そう言って教頭先生は何処かへ走って言ってしまったようだ。繋いだままにしているため、職員室の中の会話も丸聞こえだった。

先程俺が呼んだ先生は、非常に酷い差別をすることで学生の間では有名なのだ。長年この学校に勤めているだけあって、世渡りが上手いようだ。権力者にはゴマをすって機嫌を取り、そのゴマをすってたまったストレスは学生相手に差別という形で現れるのだ。

しかもこの先生は本当にたちが悪く、イジメのアンケートの回収も最終的にはこの先生に渡ってしまうため、各先生から集め終わったりした後は改ざんし放題になってしまうのだ。だから今までイジメのアンケートに書いていても早川先生が関わっているものはいつも対処されないまま終わってしまうのだ。

「…そろそろ来るだろうから準備をするか。」

先程から言っている差別…それは女尊男卑と呼ばれるものだ。女子は極端に優遇し、男子に対してはどんなに成績が優秀な生徒でも何かと言って成績を下げようとするような教師なのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お陰様で恋愛週間ランキング最高3位に載りました!!これも皆様の応援のおかげです!!

今日も見てくれてありがとうございます!!

小説のフォローや星での評価をしていただけると幸いです(^^)

当分は深夜に投稿することになると思います…

若干時間無い中書いたので、文章がおかしいところがあるかもしれませんが気にせず読んでいただけると幸いです…

恋愛要素は少し遅めに登場しますのであしからず!!

他視点と表記するのではなく、詳細を書く方向で進めることにしました!!

現実にこんな教師が居たら本当にやばいですよね…w