第7話
エイト「約束だ!揉ませろぉ!」
霊「うん、いいよ」
エイトは霊に近づき、目を瞑り、揉む。
エイト「あれ、何も感じない?」
エイトは目を開ける。
確かに霊のモノを揉んでいるように見えるが…
霊「幽霊のなんか揉めるわけなじゃん!あほくさ!」
霊は無事昇天する。
草原と穴のあるところに取り残されたエイト。
晴れていたはずの空はいつの間にか、雨が降ってきた。
エイトは重い足を街に向け、大きな魔石と大金棒を地面に擦りながら持っていた…。
―
エイトは大きな魔石を売り、大金棒を自分の使いやすい武器へと作り直してもらった。
エイト「収穫は大金とこの万能器具か…」
粘土球は持ってきている。
オーガのモノは硬かったのか、七十七発は全て壊れてしまった。残りの粘土球は濡れないように万能器具と一緒にしまっている。
エイトは途轍もない喪失感を拭えないまま、数日雨が降っていて外には出れなかった。
雨が上がったのは三日後。
やることを探しに次の街へ移動する。
エイト「結局何にも出来なかったな…」
トボトボと歩き、次の街に向かう。
道中変な人に絡まれもしたが、面倒臭そうだったので無視をした。
合うばかり全員男。透視する気にもならない。
男女比率おかしくない?だって最初の街に着いた時まぁまぁ女の子いたんだよ?
変な穴があるって女の子たちはみんな別の街に行ってしまった。
エイト「まぁ…穴を掘るモンスターが出るってなったら怖がるかもしれないけどさぁ…俺のこと見てないのかよ…」
自分を呆れたのか憐れんでいるのか。足取りがとても重い。
次の街へ行く前に夜になってきたので野宿をする。
エイト「物資を買っておいてよかった…」
火魔法を使い、焚き火を作り、肉を焼く。
腹がいっぱいになり、籠を枕に眠る。
エイト「火があったかいな…」
―
エイト「あれ、目が見えない…手足も動かない…あれ?なんか捕まってる?」
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