第16話 傾国の美少女
その少女と再会したのはだいぶ後のことであった。
その少女は陽葵といい、もぐらホールディングスの総裁だという。
その
グエンはまたとない、自分の
「気に入った!」
陽葵の用意した山のような
それは数百年忘れていたグエンの意欲に火をつけた。
陽葵の生成した72色フルカラー1/1実物大フィギュア12柱のもふもふはグエンのものに持ち込まれ、
偶然にもグエンが1000年かけて設計したドラゴンキラー装備は装飾品としても美しかった。グエンはこの話に乗っかり、設計図だけだったドラゴンキラー武具を現実のものにしてしまったのである。
おかげで12カ国のフローラル連邦国の
陽葵は自分の
もちろんもぐらホールディングスの内部でも財閥の私物化を批判する声が高まるが、貴族である男爵令嬢陽葵に面と向かって
おそらく数千億ディナール、いや1兆ディナールを超えるかもしれない陽葵の
このもふもふラウンズたちが一体何万人何十万人の人を
「うわー!実物大フィギュアむっちゃ楽しみ〜、」
度を超えた
この
はたして。
なお、後ほど明らかになるのだが、陽葵はコフェンのためにも可愛いキラキラ装備をグエンに依頼していた。
その
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