[追憶•棄てられた村]
【警告】この章には「土砂災害」に関する描写が含まれています。閲覧の際は十分ご注意ください。
††
───ああ、そうだ。
何度だって見てきた、クソみてえな悪夢。
それでもただの夢なら、救われたなんてレベルじゃねえんだ。
奇跡なんて願ってなんになる。
そんなもん、現実の前にはミソカス程の価値もねえんだ。
そんな価値も…なかったんだ。
───雨の音が、うるさい。
いつまでもいつまでも、いつまでも───
-20年前/島根県■■村 ■■集落-
俺が生まれ育ったのは、島根の辺境。会う人間といえばジジババばっか、その人数だって人間より山から下りてきた畜生共の方が数が多いんじゃねえかってぐらいの、所謂"限界集落"ってやつだ。
そんなクソ田舎に、なんで親父がいつまでも拘って住んでるのかは分からねーが…この頃はまだギリギリ、年寄りが経営する個人店や農家同士の差し入れ合戦で、ジジババ達も食うには困ってなかった。若い奴らは車で片道30分程度走ればもう少しマシな店まで行けたし、1時間程度走ればまあまあの規模の都市(笑)がある。だから、俺がガキの頃は他にも若い家族が数世帯は住んでいた。
そんな中でも、当時の俺は集落じゃ珍しい、小学生のクソガキ。ジジババ達はここぞとばかりに俺を追い回し、駄菓子やらおはじきやらを押し付けてきた。
───「カイリちゃん、今帰ったん?」
───「お勉強できて偉えなぁ、カイリちゃん」
───「カイリちゃんは可愛えなぁ」
…それらが全部お世辞だ、なんて思うほど、当時の俺はまだひねくれてはいなかった。誉められれば素直に嬉しかったし、可愛がられた時は愛想だって振り撒いていた。そうやって構ってくれたジジババの顔と名前は(コミュニティ自体がクソ狭いこともあって)嫌でも覚えたし、手伝えることがあれば親父共々手伝いに行ったりはしていた。
───ある時、ひとりの警察官が駐在としてこの辺鄙な集落に赴任してきた。こんな寂れた場所は国にすら見捨てられていると思っていたので、駐在を置く気がまだあったのかと少し驚いた。…まあ、今更なんでだと思わなかったわけでもないが。
その警察官の
「私の家族は転勤族でね。子供の頃はこの集落に住んでいたこともあって、君を見かけた時、昔を思い出して懐かしくなったんだ」
そんなことをしっとりと言いながら、映画のお供に飲んでいるのはオレンジジュース。大人のクセに、と思ったこともあるが───以前親父がうっかりチューハイを渡した時、唐突に全裸になって笑い出し、台所で躍りながらティッシュペーパーの天ぷらを作り始めた事があって以来…俺も親父も絶対にアルコールを渡さないように注意を払っていた───近くの交番に連絡するか迷ったが、直接的な被害がなかったので黙認した───。何せ、こういった事案を通報するべき先の駐在がこのザマなのだ。さすがに酔いが覚めた後で「アレは忘れて!?」と懇願されたが、俺達もわざわざ思い出したいことじゃねえし、その一件は俺達の中で留める事にした。
こいつが来てから治安が特別よくなったわけではなかったが、そもそも膝震わせて歩くジジババばっかの集落で何があるわけでもなく、こいつがいてもいなくても変わらない日々が過ぎていた。
───8月初旬。
この時代はネットもまだまだ普及してなく、情報の回りも遅かった。そんな中で…夏の夜、一瞬だけ起きた
8月4日の夜、四国上空に突如として開いた
だが───気になることが、ひとつだけ。
ジジババ達は、その噂を眉唾だと思っていた…
───「大丈夫よカイリちゃん、この集落は安全だ
───「何かあっても、
ジジババ達は、その
そういえば…オニヤンマを追いかけて森の中に凸った時、いつの間にか知らん山道に迷い込んだ挙げ句、ぽっかりと開けた場所に小さな祠があったのを思い出した。祠はこんなクソ田舎に似合わず手入れが行き届いていて、新しい花や和菓子が供えられてもいた。誰かが定期的に此処に来ている証拠だった。俺はガキだったせいもあってか、崇めるどころか薄気味悪く思って、見なかったことにして慌てて獣道を引き返し、なんとか元いた砂利道まで戻ることができた。
幸運だとは思わなかったし、不運とも思わなかった。ただの偶然、それだけの話だと思って、親父にもあの駐在の男にも話すことはなかった。
-10年前 20XX年/水嶋カイリ22歳-
「だぁから夕飯の材料は買って帰るって言ってたろうが!なんで惣菜パックこんなにあんだよ!食いきれるわけねーだろバカ!」
「街の方から移動スーパー来ちょったんだがね!珍しぇけんついつい色々買うてきたんだ!」
「まず消費しきれるかどうかを考えて買えってんだよ!油モノばっか買いやがって、栄養バランス考えるのは俺なんだけどなぁ!?」
大学寮から久々に帰省して早々、俺と親父は言い合う羽目になっていた。
昔から親父は、後先考えずに色々食材を買い込む悪癖があった。俺が大学に行き始めてからは寮暮らしになったこともあって、誰の目も届かない環境で好き勝手していたらしい。そのズボラが祟って、何度か腹を壊して救急車で運ばれては、救急医に毎度呆れ顔をされるという素晴らしい(笑)経歴まで残している。
まあ…浪人までした俺を大学に行かせてくれたことには感謝してる。が、それとこれとは別問題だ。俺が大学にいる間に、今度こそ食中毒で死にました、なんて洒落にもならねえだろ。
「ったく、今回はどうにかするしかねーか…俺だって
それだけを強く忠告し、諦めてキッチンへと向かう。
───俺が通っている大学は、調理…ではなく工学系。あんなクソ田舎じゃ娯楽もねえし、同世代のガキンチョもいやしねえ。家の中でできると言えば勉強ぐらい。それが吉と出たらしく…自慢じゃねえが、技術開発の過程で教授にも認められたし、研究してた技術の一部は自衛隊に提供協力もされた。将来は工学のスペシャリスト、なんてチヤホヤされて、俺も満更じゃなかった。得意なことを誉められるのは、誰だって嫌な気分にはならねえだろ?
最近はアンノウンがどうとか、気の滅入るニュースをよく聞くようになってきた。それが関係しているのか、それとも単に任期が終わったからか、あの駐在の男はこの集落からいなくなっていた。
JITTEだかWAVEだか知らねえが、そんなワケわからねえ存在と戦わされてお疲れさんだ。俺の技術がどう使われるのか、気にならねえってわけじゃねえが…正直俺には関係ねえって思うのが本音だ。俺はあくまで裏方、普通に生きて普通に死ぬ。工学者として成功したとしても、親父がこのクソ田舎にいる限りは、俺が此処から遠く離れることはできねえ。大都会に出たいとも、今の時点では思ってねえし…案外つまんねえ人生を歩みそうだな、俺は。
───そう、思っていた。
-20XX年7月7日-
この日は七夕だと言うのに、数日前から降り続く雨は一層激しさを増していた。大学も休学となり、俺は親父の事もあって集落に帰っていた。
家の外から聞こえてくる雨音は、最早滝の下にでもいるのかってぐらいの轟音に変わっている。流れ出る雨量も空からでかいバケツを引っくり返してるのかって程で、家の中にいてもちょっと距離があると会話が聞こえない程だ。幸い、家は木造ではあるが雨漏りなどの被害はなく、土砂崩れが起きそうな山肌からも多少は距離がある。
だが…スマホに表示された気象情報は、俺達の住む地域どころか島根県全体、イヤ…鳥取県や山口県北部、兵庫県北部に至るまで、広い範囲が
───
命に関わる大災害が発生しうる、危険な状況であることを知らせる警報だった。
「これ…やべーって」
この集落に、スマホなんて持ってる世帯はほぼゼロだ。それどころか、そもそも電波の入りが悪いせいでテレビさえない家もあるだろう。警報音を発するスマホをポケットに押し込み、雨ガッパを引っ張り出して着込む。
「おい、何やっちょんだカイリ!」
「集落のジジババ達に伝えんだよ!この雨じゃ土砂崩れ起きてもおかしくねー、避難させねーと!親父は来んなよ、ヤバそうだったらひとりで逃げろ!」
それだけ言うと、続く親父の言葉を聞こえないふりをして、長靴を履いて玄関を飛び出した。
───思った以上に雨の勢いは凄まじく、視界は数m。田畑の多くは水田を通り越した水量に耐えられず、崩壊しながら下流へと水を吐き出している。嫌な予感がして、まずは集落の出口…街の方へと繋がる道の様子を走って確認しに行く。
───その予想は、悪い方に当たっていた。
「嘘だろ、道が…塞がってる」
街へと繋がる唯一の道は…無情にも、既に土砂で寸断されていた。俺だけならどうにか…とも考えたが、ダメだ。そもそも土砂はこれで流出を終えたわけでもねえ。よじ登ってる間におかわりの土砂が来やがったら、それこそ終わりだ。
…親父には逃げろなんて言ったが、一体何処に?こんなクソ田舎に、まともな逃げ場所なんざねえのに。
「…クソが!」
すぐに引き返し、腐りかけた公会堂の扉を蹴り破る。町内放送を起動するが…音量を最大にしても、雨の轟音にかき消される。耳の遠いジジババになんざ、余計聞こえるわけがねえ!
「ああもう、クソ、クソ!なんもかんも使えねーじゃねーか!」
ひとまず緊急事態を知らせるサイレンだけはかけっぱなしにして、公会堂を飛び出した直後
「ハッ───」
最悪な視界の中でなんとか目を凝らすと…
「…
緑眩しく木々が繁っていたはずの山肌が…崩れるようにして抉れ、土気色の内部を露出させている。
【7月7日 13時34分 島根県■■村 大規模土砂災害発生】
「あの下には、民家があったはずなのに…」
土混ざりの水を止めどなく流す道を、可能な限り急いで駆け上がる。流れに混ざって転がってくる小石…イヤ、岩を踏まないようにしながら、土砂崩れが起きた先へと向かう───
一目でそうと分かった。民家があった場所は土砂で潰され、きっと逃げる暇もなかったろう。この民家に住んでいたジジババは、耳も遠く足も悪かった。
───こうなる前に避難をさせておけ、だって?
何度も声をかけたに決まってるだろうが!
なのに…
───「アンタ、おら達にこの家を捨てて出ていけって言うのか!おら達はもう老い先短え、何があっても後悔はなぇ!この家と、この集落と心中すーけん
何度言おうと撥ねつけられたんだ。恨めしげに俺を睨みながら!
「…でも………った」
それでも───恨まれたっていいから、無理矢理にでも家から引きずり出せばよかった。後悔したって、もう…遅い。
…立ち止まるな。
涙をこらえ、まだ土砂崩れの被害に遭っていない民家へと向かう。
───この先にあるのは、耳も遠く若干の認知症まで入りかけてる年寄り…俺がガキの頃から俺に人一倍構ってきた、世話焼きのオババの家。今はまだ持ちこたえちゃいるが、裏山がいつ崩れてもおかしくねえ立地だ!
「おい!オババ、いるか!」
雨足は一切収まる気配はなく、俺の声もきっと聞こえちゃいねえ。仕方なく、家の引き戸を叩いて再びオババを呼ぶ。
「オババ!俺だ、カイリだ!いるんだろ!?」
叩いていた引き戸が衝撃でずれて少しずつ動く。戸には鍵がかかってなく、俺はそれに気づくと引き戸を全開にして叫ぶ。
「おーーーーい!オババーッ!!!!」
すると…漸く声が聞こえたのか、オババは驚いた様子で玄関まで早歩きで現れた。しかしオババは俺の顔を見るなり、驚きを笑顔に変える。
「あらぁカイリちゃん珍しい。上がっていきなぃ、お茶出えてあげーわね」
「今それどころじゃねーんだって、早く逃げるぞ!」
「どうしたの
「オババ聞けって!今逃げねーと…っおい!」
オババの背を追おうと、既にずぶ濡れの長靴を玄関に脱ぎ捨てようとした時…
古い家は小刻みにがたつき、軋むような音を立て始める。下手にオババを追って家の中に入り、家が倒壊してしまえば…俺もオババも共倒れだ。この集落で、まともに動けるのは俺ぐらい。次に若いのは親父だが、不摂生が祟って素早く動ける状態じゃねえ。
俺が潰れれば、この集落は完全に
「うっ…ぐ………ッ!」
こうなっては、もう大声を出すのも危険だ。すぐに玄関から飛び退けるよう警戒しつつ、オババが戻るのを待つしかねえときた。随分と長い時間に思えた、本来は数十秒程の時間。オババはそんな俺の気も知らず、のんびりと廊下を歩いて戻ってきた。その手には、茶の入った盆と菓子の袋が入った大皿、そして何か小さな袋が置かれている。
「カイリちゃん忙しぇものね、玄関で悪ぇけどゆっくりしていきなぃね」
「違うオババ、俺は───」
そこで
低い轟音が響き
家が大きく歪んだ
「───ヤベェ!」
咄嗟に手を伸ばし、オババの腕を掴んで玄関の外に引っ張り出そうとする。が…オババは勢いで宙を舞った盆から落ちていく小さな袋を掴もうとして、俺の引っ張る力が内側に少し逃げた。
「何やっt───」
その時、俺の頭に強い衝撃が加わる。倒壊した家の一部が、俺の頭に次々降り注いだ。
「(やっべ…意識、が)」
消えていく意識の中で、なんとかオババの手だけは離すまいと強く握っていた───
───
──────
─────────
───どれだけ時間が経ったのか、なんとか俺は目を覚ますことができた。地に倒れ伏していたものの、水の溜まった地面にキスしたまま溺死なんて状況は奇跡的に免れていたらしい。その代わりというか…頭を打ったせいか吐き気は酷いし、俺が倒れている頭の周りには血溜まりができている。この大雨をもってしても流れきらねえ量なのか、単にこの場所が窪みになってるのか。
…イヤ、そんなことはどうでもいいんだ!
「そうだ、オババは───」
そこまで言って
俺は言葉を止めた。
俺は確かに、オババの腕を掴んで離していなかった。だが…オババは俺が掴んでいた腕以外の大部分を、倒壊した家と土砂に飲まれていた───
「………嘘だろ、おい」
その時
───「カイリちゃん…?そこに、
瓦礫の奥から、オババのか細い声が聞こえてきた。慌てて真上の瓦礫を退けようとしたが、その上には土砂が無慈悲に積もっている。恐らく今の状態で本当に奇跡的に、オババの顔周りだけ空間ができているのだろう。それを下手に動かせば、バランスが崩れて今度こそ生き埋めになってしまう。しかも、俺も頭だけではなく割と全身にダメージを負っていたらしく、瓦礫ひとつ持ち上げるのも難しい状態だ。何もできねえ無力感に絶望しながら、歯を噛み締めてオババの声に耳を傾ける。雨はこれだけ降って、やっと少しずつ弱まってきていた。
「…ああ、俺は此処にいる」
───「そうなのねぇ、カイリちゃん、無事でよかったわ…」
じきに助けが来る───本当ならそれが、次に言うべき言葉だったろう。だが…元々電波の悪いこの集落は大雨のせいでスマホが完全にガラクタになり、俺以外が助けを呼んだとも考えにくい。
分かっている。
だから俺は、何も言えなかった。
「…ごめん、オババ」
───「謝らなくて、ええんよ…カイリちゃんのせいじゃ、なぇんだ
オババは…俺が掴んでいなかった方の手をなんとかして瓦礫から出して伸ばしてきた。その僅かな動きですら、土砂と瓦礫は流れを変えて覆い被さってくる。
「おい、オババ動くな!息ができなくなるぞ!」
───「…
オババはそう言って、泥だらけの手から何かを俺の手に押し付けてきた。さっきの盆に載っていた、小さな袋だった。
「…なんだよこれ、こんなもんのためにオババは…」
───「カイリちゃんに、似合う、思うて…
しわくちゃになった透明な袋の中身は…ヘアピンだった。それもガキが使うような、やたら飾りがでかいチャチな作りのやつだ。
「…バカだな、俺はもう…こんなん使うようなガキじゃねーのに」
───「すまんなぁ、おばあちゃん…分からんで、ねぇ………」
「いいんだよ、そんなんもういいんだ」
オババの声が、弱く小さくなっていく。呼吸自体はなんとかできていても、体が瓦礫にどれだけ潰されているか…考えたくもねえ事だ。
そして、オババは…
───「お願いします、お願いします…
自分の最期を悟ってなお…俺の無事を祈り始めた。そんな得体の知れねえモンに縋ったって、何も───
その時だった。
収まっていたと思った地鳴りが再び始まり…土砂が崩れる音が聞こえてきた。
「は………?」
それは、まさにあの祠があった森の方角。このタイミングで祠が土砂に潰されるだなんて、そんな偶然が───そう思った時
───『
「なんっ…ぐっ………!?」
頭の中に直接練り込まれたように、ノイズ混じりの声が響いてきた。強まる吐き気をどうにか堪え、再びオババに声をかける。
「オババ…」
───「カイリ、ちゃん…」
すると、オババは
───「私…今、
全てに絶望したような、弱々しい声。それきり…オババの声は聞こえなくなった。
「…オババ?おい、おい!返事しろオババ!…なんで…なんでだよ!なんなんだよクソがぁぁぁぁッッ!!!!」
───目の前で人を亡くした悲しみ。
その最期の
分かるよ。あの声は
お偉い何様か知らねえが、オババの最期の願いさえ握り潰した奴がいる。
それを───許せるか?
───結局、救助が来たのは3日後。
俺の家は運良く倒壊も雨漏りもなく、親父も無事で済んでいた。俺の怪我も一時的な打撲程度で、頭の怪我も脳に影響はなかった。
だが、雨が止んでもすぐに救助が来なかったのは…
インフラは元々雑魚、住んでるのはほぼ年寄り。生産性がないとして、切り捨てたんじゃねえのか。
なあ、どうなんだ。
───
あの時駐在として来ていた男の名を、こんな形でまた知るとは。
───誰かの助けなんざ待ってても無駄。
───
だったら、俺は。
だったら、
───教授は何度も引き留めた。
「君のような優秀な頭脳が、どうして急に中退なんて…」
「…俺がやってた研究、全部教授の名前で発表していいっすよ。俺は───それを
そうして俺は大学を去り、航空自衛隊の門を叩いた。
訓練がどれだけ厳しかろうが…あの時の冷えていくオババの手を思い出せば、泣き言なんざ出てくるわけもなかった。
激化するアンノウンとの直接戦闘に殴り込めるよう、WAVEへの入隊も果たした。
これ以上、あいつらに俺達の世界を壊させるか。
「俺の未来は───俺自身が守るんだ」
少し錆びたヘアピンで、前髪を留めながら…俺は今日も誓う。
【7月7日発生の大雨に伴う土砂災害】
【此を『山陰・豊岡豪雨』と命名する】
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