第22話 氷、霜、風、雪

如月が頭を振り向けて冰祁と霜祁の笑顔を見て、その後、年月天の手に持っている如月の氷の花を見つめながら、紫璀銀河と湛藍銀河にやってきた冰祁、霜祁、風澪、雪澪の四人の精霊と一緒に修行していた當時の光景を思い出す。


睦月と如月は、それぞれ風、雪、冰、霜の元素の力を操っており、これらの力は人間の睦月と如月の月の力にも欠かせないものです。


これらの力がバランスを失うと、世界は混沌とし、凍てつくような寒さで人々が泣き叫ぶ、冬がどれほどつらい季節なのかといった言葉が広まります。


そのため、冰祁、霜祁、風澪、雪澪の四人は、これらの力を鍛えて修行しており、睦月と如月が忙しい時や、世界に雪を降らせたり風を起こしたり、霜を凍らせたり氷を結ばせることができない場合は、彼らが代わりにやってくれます。


冰祁と霜祁は最初は苦労しました。


何度も如月の氷の花や霜の花に凍り付けられ、何度も諦めたい気持ちになりながらも、風澪と雪澪の姉妹に勵まされます。


最初は彼らは互いの能力を証明したしようとして會いましたが、後になって四人の仙霊の絆は初めと比べて本當に深くなりました。


その革命的な感情は、絡み合った氷の花の模様のように密接に結びついています。


近年、気候はますます異常になりました。


年沁が年月天を産んで以來、多くの異常な天候現象が突然起こりました。


雪澪が降らずに雪が降り続けたり、風澪が風を起こさないのに竜巻が続いたり、冰祁が凍らせようとすると氷が狂って溶けたり、霜が結ぶ氷河が凍らなかったり...などの異変は、十二月天の神々や仙霊たちを心配させました。


ただ年月天だけは、手に持った真っ白で透明な如月の氷の花を楽しんでおり、このすべてを知りません。

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