第21話 寵溺(ちょうでき)

年月日の見開き、青い夢の星々を見上げる。


彼の小さな目にとって、青い銀河は非常に鮮やかで輝かしく見え、彼は満月のような青い銀河の中に沒頭して心酔している。


睦月の夜空で見た紫の星々は美しかったが、青い銀河を再び見ることができるなんて、彼の小さな頭は想像を膨らませている。


もしかしたら12月の天空には12色の銀河があるのかと、彼は夢中になって考えている。


如月、冰祁、霜祁は年月日に酔っている様子を見て、一緒に笑ってしまった。


彼らは彼の姿が本當に可愛くて愛おしいからだ。


突然、如月が口を開き、この楽しい靜けさを破った。


「これからは私、如月がお世話しますね。

彌生が守護を引き継ぐまで、よろしくね、小さな年月天。」

如月は年月天が頭を撫でる様子を見つめながら、とても愛情深い表情で言った。


如月が年月天をそんなに気にかけるのは、年沁が御師の役割を果たしていた時、彼女は如月を自分のように思っていて、流行の知識や面白いことをよく教えてくれたからだ。


如月は彼女のそばで守護神としている時、毎日が楽しく幸福であり、如月は自分自身と年沁は家族のように感じさせてくれる存在だった。


如月はよく年沁に報告もする。


湛藍銀河と自身の霊力を使って作った如月の氷の花を年沁に遊んでもらうために。


年沁は如月が作った氷の花がとても美しく、癒しをもたらし、その霊力の花から優雅な感覚が湧いてくると感じていたからだ。


過去の思い出を振り返ると、如月はすぐに如月の氷の花が咲き誇り、青い銀河の映り込みの中で花が変化していく様子がとても美しく、幼い年月天は真っ白で透き通った花に完全に癒されたのだ。

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