始まりの魔法2

あっという間に放課後、となりの家に住んでいる幼馴染の真一を家に呼んだ。

部屋に入るなりイキなり桃花が真一に話し出した。

「今から話すことは必ず秘密にしてくれ」

真一は「なになに、とりあえず分かった」と気軽に返事をした。

返事は軽い口調でも、約束は守る基本的に人として尊敬できる幼馴染だ。

桃花は一息置いてから話し出した。

「真面目で真剣な話、実は僕の正体は、女の子だっんだ!」

真一は、真顔で無表情のまま何も言わない...

「もう一回言うけど、女の子だったんだ、黙っててゴメン!」

そう言って頭を下げる桃花、

だが真一には、どう見ても中学生男子「田中正樹」にしか見えない。

真一は、真顔で無表情のまま「は?」と言い返した。

元々無口ではない真一も何の話か理解できず困惑していた。

そこで桃花は言い出した、

「今から女の子に変わるから見てて」

身体が光り出し1秒もかからず、背が少し小さくなり、腰くらいまで届く美しい髪の毛がバサッと出現した。

真一は、真顔で無表情のまま「マジか...」と言い返すのが精いっぱいだった。

(挿絵です)https://kakuyomu.jp/users/NC30/news/16817330666639221950

それから、飲み物を用意し、少し落ち着いた真一に桃花は話をつづけた。

「今から真一に話すのは、信じられないかも知れないけど事実だから」

その時、桃花の中のオレ「田中正樹」は

生まれた時からの話を打ち明けるんだと思い込んでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る