アオとハクトの番外編 バッククロージャー

アオ、パンの入った袋を難しい顔をして眺める。ハクト、朝食のスクランブルエッグを炒めながらその様子を伺う。


ハクト「何調べてるの?」


アオ「この、パンを留めるやつ。なんなんだろうと思って...」


ハクト「それ、バッククロージャーって言うらしいよ」


アオ「へぇ。」


ハクト「じゃ、ごはん食べよっか。」


アオ「うん。いただきます」


そして、一週間後


アオ「...」


ハクト「どうした?難しい顔して」


アオ「調べた筈なのに。思い出せなくなってる」


ハクト「...バッククロージャー」


アオ「それだ!」


ハクト「じゃ、ごはん食べようか」


アオ「美味しい!」


さらに一週間後


アオ「...」


ハクト「...バッククロージャー」


アオ「それだ!」


番外編 完 二話へ続く

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る