戦乱の世を統一する戦略シミュレーションゲームの世界に、帝国軍将官(プレイヤー)として転生した主人公。
プレイヤー用のゲームシステムを扱える彼は、この世界において異質な存在。
しかし、なまじ「帝国軍将官となるための教育」を受けた記憶があるためか、彼は「帝国軍将官なら誰もがプレイヤー能力を持っている」と思い込んでおり……。
姫ユニット(武将)の能力値を閲覧するプレイヤー能力により、数値と特技だけで人を重用する主人公の下には、有能だが社会的な立場の悪い人材も集まる。
各々の人生と背景を持つ配下達も、異質ながら恩もあり、有能でもある主人公に、困惑しつつも未来を賭ける。
「帝国軍将官なら常識」ゆえに自重しないお気楽プレイヤーが、強ユニットを備えた弱小勢力で成り上がってゆくお話。